57.仲良し ページ19
今日イチの笑顔を向けられ、菅原の体温が上がる。
なんでこんなに可愛いんだ。
声に出しそうになったが、自分は彼氏でも何でもないただの先輩。可愛い連呼は控えよう。
そう自分に言い聞かせ「そんな嬉しいか〜?」とA本人をいじることとした。
『嬉しいですよ。昨日試合の後話せなかったし一緒に帰れなかったから勝手に気まずく思ってて…だから、また菅原さんと話が出来るように佐野…あ、後ろの席の友達に三つ編みにしてもらったんです』
トドメの一撃。
こういうことを照れずにサラっと伝えてくるから、やはりこの子は強い。
「可愛いなあ」
控えるつもりだったのに無意識にそう言ってしまって慌てて口元に手をやると、Aが「菅原さんいっぱい褒めてくれるから嬉しいんですよね」と言う。
「で、でもさ!前に距離感近いヤツ怖いとか言ってなかったっけ?」
『ん?あ〜〜、青城の及川さんのことですよね?あの人は初対面でぐいぐい来たから…。菅原さんは、もう普通に話せるから何も怖くないです。勝手に仲良しだと思ってますし』
ふふふと嬉しそうに笑う横顔にノックアウトされながら「勝手には寂しいだろ。仲良しだろーよ!」と菅原も笑った。
相互で仲良し認定できたのが面白嬉しくて二人してケラケラ笑った後、他愛のない話をしていたらあっという間にAの家に着き菅原が「家でかっ!神崎家とかじゃないじゃん!神崎邸じゃん!」という感想を言ったところで解散した。
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花雪(プロフ) - ぴかちゅうさん» わー!コメントありがとうございます😭🙏🏻スガさん、カッコよくて優しくてお茶目で素敵ですよねー✨これからも楽しんで書いていきます!^_^ (3月30日 0時) (レス) id: a8344563be (このIDを非表示/違反報告)
ぴかちゅう(プロフ) - 菅さん推しにはたまらないです🥹 更新とっても楽しみにしています! (3月29日 23時) (レス) id: b911419e01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花雪 | 作成日時:2024年3月27日 17時