ピントを合わせましょう ページ15
バタン！
「どうもー！」
『！？』
ふっかと私のカメラを待っていると、いきなりドアが開いて1年の康二が入ってくる。
彼は今日も元気だ。
「あれ、おひぃさんやん。ふっかさんは？」
『ふっかなら奥の部屋にいるよ』
おひぃさん。いわゆるお姫様のこと。
初めは小っ恥ずかしいからやめてと言っていたけど
"ふっかさんが大事にしてるのん見たらお姫様にみえたんやもん"
と言われてちょっと気に入ってしまった。
「待ってたらカメラはふっかさんが持ってきてくれはる感じ？」
『あれ、カメラのこと知ってるの？』
「もちろん！今日は康二先生のカメラレクチャー会やで！聞いてない？
ってまぁふっかさんが言うわけないか。」
まぁSnowManにはマグルの事について興味を持っていることを隠しているわけではないし、別にいいけど。
『康二はカメラ詳しいの？』
「勿論！
とゆうかアレは向井家が生産してるカメラやで！ってこれもふっかさん言ってないんか」
『初耳…。康二はマグル出身なんだね。巻き込んじゃってごめんね』
「いやいや！あの深澤家に取り扱ってもらってるんやもん！これくらいお安い御用やで！家族も大喜びや！」
『へ、へぇ…』
「…おひぃさん、もしかしてふっかさんの家の会社もあんま知らん感じ？」
話がよく見えなくて、
当たり障りのない返事をしているのがすぐにバレたようで、気まずくて目線を逸らす
「まじで？おひぃさんの彼氏さん家も
深澤家が取り扱わなあんなにデカなってないで！
ふっかさんちは、ゆきじ「こーじ。」…あ」
『ふっか、おかえり！』
いつからいたのか、ふっかがカメラを持ってこちらを、正確には康二を見て立っていた。
「ふ、ふっかさん！」
じゃあ準備するわ！と忙しなく動き回る康二を見て
自分の家の周りが分かったら、もう少しみんなのことも勉強しようかな、と思うのだった。
『わ、なんかボタンがいっぱいある…』
「ここ回して調整するねん、マグル式は手動やで」
『あれ？ここはなんだっけ？』
「ここはねぇ…っておひぃさん近い近い！」
集中しててつい、ごめんね？
と言うと俺まだ死にたないねん！と返ってきたのは謎だけど
『ねぇ、ふっかも一緒に説明聞いてよ。分かんなくなっちゃう』
「ん？んー。」
ふっかが私のソファーにきて、またレクチャーが再開される。
「(ナチュラルにバックハグすな！)」
次の日、ふっかさん目が怖かったです。と康二から深澤に注意するのは内緒。
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浅野(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください (2023年3月15日 12時) (
レス) id: 7738234d33 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 素敵な世界観で一気に読んでしまいました！続きを楽しみにしています。 (2021年7月1日 12時) (レス) id: 53672676a1 (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - めっちゃ面白くて今まで読んで、評価しかしたことなかったんですが、初めて感想書かせて頂きました！お時間あればぜひ続きが読みたいです！ (2021年4月16日 4時) (レス) id: fb06234f32 (このIDを非表示/違反報告)
薫乃(プロフ) - めちゃくちゃ好みのお話です！！更新楽しみにしてます！ (2021年2月22日 20時) (レス) id: 58fa025e8e (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - Abbさん» ありがとうございますー！とてもとても嬉しいです！魔法の世界について私も詳しい訳ではないので間違いなどかればご指摘ください！ (2021年1月18日 1時) (レス) id: 9a3bbadc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りえ | 作成日時：2020年12月22日 15時
