シュミレーション失敗 ページ7
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『 っ…はい…！す、すみません！』
彼の心配そうな表情にﾊｯとして少し身なりを整えると勢い良く頭を下げた。少し彼からの注意に眉を下げながら1人で木に登ってしまった事を反省する。憧れの人と初めて会った瞬間に迷惑を掛けてしまった事が1番ショックだった。今私が犬や猫だったのならば多分耳が思いっ切り垂れて悲しそうな表情をしているだろう。そんな私の頭の上に少し重みを感じると下ろしていた視線の先に覗き込む様に彼の顔が広がった。
「 ま、無事なら良かったけどな！」
ﾆｶｯという表現が似合う様な、キラキラとした太陽の様な笑顔に目がチカチカしてしまう。そんな笑顔に見惚れて居るのも束の間、彼に頭を撫でられていると気付くとｶｧ-とみるみるうちに顔が赤くなってしまったのが分かった。それに気付いたのか「 ぁ…わりぃ… 」と呟きながら彼の手がスっと退かされる。照れてる場合じゃないお礼を言わなきゃと頭をぶんぶん振ってからもう一度深々と頭を下げた。
『 本当にありがとうございましたっ…助かりました！』
私のお礼と共に彼のﾎﾟｹｯﾄに入っていた携帯の着信音だろうか、それを手に取り焦った様な彼に、そういえば朝練の時間かと少し冷静になって来た私の頭が動く。慌てて私に背を向けて走り出した彼の背中を眺めながら一番最初に彼を見た日の事がまた脳裏に浮かんでいた。
『 ……夜久さん！ありがとうございました！』
彼に聞こえるか分からないが大きい声を振り絞って出し、何度目か分からないお礼を言えば彼が少し振り返って手を振ってくれた。
『 …走ってるのも手振るのも全部かっこいいってどういうこと…… 』
彼と初めて会う日の事は何回も何回も頭の中でシュミレーションした。ちゃんと自己紹介して、少し変わったおもしれぇ女じゃんっていう印象を付け様とアプローチ文も考えてた。
『 ……けど……思ったのと違う第一印象になってそう…… 』
少し、否、大分違う方向への初対面になってしまいガックリとしてしまう。次会った時は失敗しない様にともう一度頭の中でシュミレーションし直しながら、そろそろ入学式前の準備が始まる頃だと校舎内へ向かった。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
