可愛いも凶器になる ページ49
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「 可愛すぎて困る 」
俺の言葉に目を丸くしたかと思えば直ぐに微笑む海。其の隣に居た黒尾には " どんだけ好きなんだよ " と馬鹿にされた様に笑われた。俺は真剣に話してるのに。遠征初日の練習試合前に何を言ってると思われても仕方無いが、俺は本当に困って居るのだ。
「 お前らの所為でもあんだからな 」
「 へいへい夜っ久んは何をお困りで〜〜？」
黒尾の此の巫山戯た態度に怒りを表して居ては話が進まないので一旦放置しておく。此処に来る前にバスの中で仕組まれた。海の乗り物酔いし易いというのは本当だが窓際に座れば特に問題無いぐらいだったし、海が俺の隣に座らなければ黒尾が隣に座るという感じでほぼ俺は誰かと座る事が今迄多かった。なのに海は何故か前の方に1人で座るし、黒尾は研磨の隣に有無を言わさず座るし、其の前の席に何故か窓際へ座れと指示され、疑問に思いながらも言う事を聞けばAを黒尾が呼んだ時に全て察してしまった。
「 隣に座らせる計画立ててただろ 」
「 計画っていう程大きいものじゃ無かったけどね 」
海が小さく笑いながら黒尾が海に指示して居た事を説明してくれた。やはり黒尾の差し金だったかと思いながら前で腕を組みながら壁にもたれ掛かり、皆のジャージを畳んでくれて居るAの姿を視界に入れながら話を進める。
「 お陰様で我慢するのに必死だった 」
俺の言葉にﾌﾞﾊ-ｯと吹き出して笑う黒尾を睨み付ける。空気を柔らかくしようと持っていたお菓子を差し出したのが駄目だった。美味しいそうに食べるAが可愛くてつい餌付けみたいな事をしてしまい、其れもまた運の尽き。余りの可愛さに此方がやられて仕舞い、挙句の果てには近付き過ぎた距離に反省をする始末。
「 は… 、あ-……笑った笑った 」
「 笑い過ぎだ馬鹿 」
「 でも…夜久から遠ざける様な事するとは思わなかったけどね 」
海の言葉に少し口篭もって仕舞う。其れは仕方無い。だってあの儘隣で可愛い反応ばかりされては皆が居る前で何を仕出かすか分かったもんじゃ無かったから。覚悟しろとは言ったもののAの嫌がる事は絶対したく無い。いつ泣かれて仕舞うか分から無いのだから、出来る自衛はする。急に研磨とぎゃあぎゃあ言い合うAの姿に笑みが零れる。
「 黒尾、あれ 」
指を差して放置して良いのかと黒尾に聞くと溜息を吐きながら2人の元へ注意しに行った。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
