揺るがない優先順位 ページ40
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「 夜久、ついでに来れ渡して来て1年に 」
昼休みの真っ只中、昼食を食べ終えた俺は水分が欲しくなって自販機に向かおうとした。2人に伝えて席を立つと黒尾にある紙を数枚渡された。そこには " ゴールデンウィーク合宿日程 " と書かれて居てもう3日後の予定になるもんなと思いながら其れを受け取る。然し俺に頼むのが珍しい。自販機に行くと言っても別に1年のルートを通る訳では無いし、なんなら逆方向では有る。
「 別に部活の時で良いんじゃねーの？」
違和感を感じて黒尾に問うと少し口角を上げて変な顔をする。そのニヤけ顔辞めろと何回言っても治らないから人を煽る事で生気でも吸ってんのかと馬鹿な事を考えてしまう。
「 様子見に行きてーかなって思ったんだけどなー？」
その一言でﾊｯとしてしまう。今朝黒尾に打ち明けた事が脳裏に浮かぶ_______
「 ……俺、Aの事好きみたいだわ……… 」
顔を目掛けて熱がｶｧｯと湧き上がり顔を赤く染まるのを見られ無い様に腕で顔を隠す。俺の反応に爆笑する黒尾と微笑ましそうな海。何で海もそんな顔をしてるのか分から無いが大方予想が付いているのだろう。
「 Aなら研磨の処だと思うから 」
其の言葉を頼りに先に研磨の教室迄向かった。朝練は休んでたから気になってたのは事実で、怪我の事もそうだが、何よりあの空気というか雰囲気をAはどう感じて居たのか知りたかった。予想としては " 何とも思ってない " だと思う。知り合って短期間では有るが今迄のAの行動だったり反応は俺を恋愛対象で見てるとは別に思わなかった。懐かれてるのも兄の友達だから信頼されてるだけだ。好きだと自覚していきなり両想い展開なんて想像して無かったし、自分の気持ちを自覚するので精一杯だった。だから今は好きで居るだけで良い。其れに俺にはこの先1番大事な事が待ってるし、其れを疎かにする訳にはいかない。今1番大事なのはバレーだ。其れは揺るがないと思う。
「 研磨〜 」
教室の扉から顔を覗かせて辺りを見渡すと窓際の席でゲームをしてる研磨を見付けた。近くまで行き声を掛けると此方を向き少し目を丸くする。
「 夜久くんが来るの珍しいね… 」
「 黒尾に頼まれたんだよ…A来てねーの？」
教室内を見渡して探すがAの姿は無かった。研磨へ視線を戻すと、じ-っと見られて居るのに気付く。此奴のこの、人を観察する目を自分に向けられるのは慣れない。
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大事なものはひとつじゃなきゃダメ？→←いつもと違うようで同じ
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
