癒しの時間 ページ38
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夜久さんとの通話が終わり暫くしてｷｲｨと重苦しい扉の開く音がした。実際にはそんなに時間は掛かって居ない。思ったより早い到着で、未だお弁当には少しおかずと白いお米が残っていた。扉の方に視線を向けると夜久さんが辺りを少し見渡し端っこに居る私を視界に入れると おっ という表情をして此方に向かって来る。私がお辞儀をして一応先輩なので挨拶をすると少し笑って私の隣に腰を下ろした。少し近い気もするけどもう驚かない。夜久さんは思ったよりも人との距離が近い人みたいで、人懐っこいというかパーソナルスペースが狭いのかコミュ力が高くてそんな処も憧れてしまう。
「 おっ、美味そうなの食ってんじゃん 」
私のお弁当を隣から覗き込み少し目を輝かせている夜久さんを見て小さく笑みが零れてしまう。多分お昼は済ませて来てると思うが、運動を沢山しまくって居る男子学生なのだからお弁当とかだけじゃ足りないんだろうなと勝手に解釈する。
『 これでも料理は得意な方なので 』
ﾌﾌﾝと鼻を鳴らす様、得意気な表情を見せればじ-っと此方を見詰めた儘の夜久さんに気付いて首を傾げる。すると口を少し開き " あ- " と小さく声を出す。その仕草の意味が分から無い程私は鈍くは無い。然しその行為をするのは少し恥ずかしい。カップルじゃあるまいし、カップルだったとしてもこういうラブラブ感満載な行動は照れが勝ってしまうだろう。
『 や…夜久さん？食べたいならお箸… 』
困りながらお箸を差し出すと " 食わせて " と私の元に押し返す。ｽﾞｯと顔を私の方に近寄せ、その行動に少し後ずさってしまう。何故か今日はいつもより距離が近い気がする。本当に分からないけど少しだけそう思った。仕方無くお箸で卵焼きを半分に割り、夜久さんの口元に持っていく。
『 ……ぅ…どうぞ… 』
「 ……ん…… 」
口を閉じて口内に感じる甘さを堪能する夜久さんを見詰める。みるみるうちに表情が明るくなり " うっっま！" と声を上げる。その表情と言葉にきゅううぅと胸が締め付けられた。どうしよう。めちゃくちゃ可愛い_____
『 そ…それは良かったです……』
「 めっちゃ丁度良いわ！」
『 まだいります…？』
もう半分の卵焼きを取り、目の前に差し出せば嬉しそうにもう一度口に含む夜久さんを見て心臓が可笑しくなりそうだ。いつも格好良い夜久さんばかり見ていたからなのか、こんなに可愛い子供の様な笑みを向けられると幾らでも食べさせてあげたくなってしまう。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
