声に出して自覚する ページ34
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「 とまぁ…何があったかってのはこんな感じ… 」
昨日の出来事を明かす間ずっと無言で唯聞いていた黒尾。話が終わると恐る恐る視線を動かし、黒尾の表情を伺う。兄である此奴がどう思うかは分から無いが、可愛い妹に勝手に触れて、変な気を起こしそうになった事にはキレていい。然し、俺が見た表情は予想とは180度違っていて今にも吹き出して仕舞いそうな口元を腕で覆い隠し小さく震えて居た。
「 っく………ﾌﾞﾊｯ 」
「 は…？ 」
我慢の限界が来たのか大きく吹き出し声を出して笑う黒尾を見て気が抜けてしまった。空気を吐く様に声が出るとなかなか笑い終わら無い黒尾に何故か腹が立ち睨み付ける。そんな俺に気付いて笑いを抑え様と目に溜まった涙を拭いながら深呼吸をした。
「 はぁ-……童貞みてーな事言うから笑ったわ 」
「 どうっ？！」
黒尾の言葉に目を見開き少し顔に熱が溜まってしまう。それにまた笑いそうになる黒尾の肩を少し力を入れて叩く。痛そうに悶絶しながら言葉を続ける。
「 つぅ〜………もう押し倒してキスでもしちゃったのかと思うだろ 」
「 おっ……まえ……なんなのまじで 」
恥ずかし気も無く恥ずかしい事ばかり口にする黒尾に嫌気がさしながら溜息が出てしまう。こっちは必死に抑えて触れるだけで留まったものを小さい事の様に笑う黒尾に呆れてしまった。
「 まぁそんな事は置いといてだな 」
「 ……置いとくなよ 」
「 で？」
「 何だよ で？って…… 」
「 Aの事好きになってしまった夜っ久んはどうすんの？ 」
またもや黒尾の発言に驚いて咳き込んでしまう。今の流れで何故そうなる。俺はAの事好きだと一言も言って居ないし、昨日の出来事を話しただけだ。
「 好きなんて一言も言ってねーじゃん…… 」
「 好きじゃ無かったとしたら2人っきりで距離が近かったとしても焦るだけで、夜久が断りも無く触るとは思わねーけど 」
「 ……お前の観察眼というか勘の鋭さは何なの 」
黒尾の発言には納得がいく。というか自分の事は自分で良く分かってる。どんなに顔が良くて可愛くて美人でも、そりゃあ距離が近くなったり、狭い空間に2人で居ればドキドキはするし焦るけど好きじゃ無きゃ触れたくはならない。触れたいと思うよりも先に身体が動いて仕舞うというのはもう答えが出てしまっている。黒尾の勝ち誇った様な表情が気に食わないが。
「 俺……Aの事好きみたいだわ……… 」
それは多分初めて会った時から______
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
