君の兄 俺の友人 ページ32
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何だか眠りが浅くていつもより早く目が覚めてしまった。二度寝をする気分にもならず早めに朝練に行こうと家を出たのは良いが、部室の鍵当番が今日は自分じゃ無かった事に気付いた。仕方無く近くの階段に座り、当番の奴が来るのを待つ。" 夜久 " と名前を呼ぶ声が聞こえ顔を上げると黒尾が俺の前に立っていた。
「 …おー…つか早くね？」
「 少し話聞いてやろうと思ってさ 」
「 は？誰の 」
「 夜っ久んの〜 」
いつもより早い黒尾に目を丸くする。黒尾の後ろを見るといつも一緒に来てる研磨もAの姿も無かった。俺の隣に腰掛けるといつもの憎たらしいニヤつき顔だけど、何処かそれとは違い真剣そうな雰囲気を感じて身構えた。
「 俺の…って……話あるって言ったっけ 」
黒尾の発言に自分の中の記憶を探るも何も出て来ない。不思議そうな俺に少し笑って前を向いた儘口を開いた。
「 ……昨日の話とかな 」
" 昨日 " その言葉にﾄﾞｷｯとして肩が揺れた。確実では無いけど有るとするなら倉庫内で起こった事だろう。Aが話したのか分からない。話して居なかったとしても勘の鋭い黒尾は、俺の雰囲気とかAの様子で可笑しいと思ったに違い無い。
「 ……A、何か言ってた？」
「 …んーや、何も。でも明らかに様子がいつもと違ったし、倉庫に入った瞬間の空気感とか変だったろ 」
「 ……お前鋭すぎてこえーよ 」
流石。そんな意味も込めて笑ってしまった。昨日の倉庫内での事は良く覚えてて、何よりその所為で深く眠る事が出来なかった。挙句の果てにはAが夢にまで出て来てしまう始末で困って居た。
「 …妹の…ましてや俺とのそういう話聞くの嫌じゃねーの？」
「 話に寄っちゃ夜っ久くんに手出るかもしんないですけどね〜 」
「 こわ… 」
「 冗談冗談、俺がキレる様な事してねーと思うし、ほんの少し関わっただけだけど…夜久がAの事ちゃんと可愛がってくれてたのは知ってっから 」
そう言った黒尾の表情はやっぱり兄そのもので、良く言い合いをしてる2人だけどちゃんと大事に思ってる。やっぱり家族なんだなって安心した。少しの間沈黙が流れてから昨日の出来事と俺の今思ってる胸の内を明かした。
______！！
物凄く大きい音がした。倉庫内からだからか体育館に響く程の音では無かったが、倉庫近くに居た俺には大きすぎる音で驚いた。扉に手をかけ顔を出して中を覗くと蹲るAの姿と青ざめてる芝山の姿が1番に目に入った。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
