最初の出会い ページ4
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「 もう桜散ってきてるなぁ〜はぇ〜 」
ひらひらと舞う桜に見惚れながらもう4月だというのに少し肌寒く感じる風に肩を震わす。今日から3年生になる俺はいつも通りの朝練の時間に間に合う様にペースを乱さずに歩く。この3年で最後の高校バレー最初の朝練。特別な練習メニュー等も無いが少し緊張を覚えながらも、目標の《全国制覇》がまだ手を伸ばす先にあると思うと心が踊った。心の中で少し気合いを入れながらまだ人も少ない学校の門をくぐった。
と同時にふとこの学校の生徒や先生も好きな桜の木に目がいった。
「 …こんな朝早くから木登りなんてあの女子元気だなぁ〜 」
大きな桜の木の枝に手をかけてどんどん登っていく女子生徒。そんな様子に少し笑みが零れながら目線を外しいつもの部室へと足を進めようとした瞬間もう一度その様子が頭の中によぎった。
「 ……女子が…木登り…………はぁ？！」
あからさまに可笑しい様子に遅れて来る驚きにﾊﾞｯともう一度その女子生徒に目をやると、先程までとは違いだいぶ高い位置に登っていて、この時は何故か分からなかったが足が勝手に動き、その木に向かって走り出していた。
俺がその木に到着する前にその子が降りようとしたのか座っていた枝から足を降ろし、もう1つ下の枝に足を掛けようとした時にｽﾞﾙｯと滑ってしまったのが見えた。
「 っ？！」
その瞬間彼女に向かって「 危ない！」と叫んでいた。思ったより大きい声だったのか彼女の顔が此方を向いた気がしたがそれどころでは無く俺は必死だった。こんな目の前で木から落ちて大怪我をされても困る。唯それだけだったと思う。
「 っ！………あっぶねぇ〜……… 」
間一髪。
彼女の真下に身体を滑らせ、咄嗟に背中から落ちた彼女の膝裏と肩に手を添わせる。座ったまま姫抱きをするような形になりながら彼女の顔を見ると吃驚しているのか丸いｸﾘｯとした目を開き此方を見る彼女と目が合った。綺麗な茶色い長い髪がなびく、それを見た瞬間心の中の何処かがﾄﾞｷｯと鳴った気がした。
「 にゃぁ… 」
少しの沈黙が続き、彼女の腕の中でくるまっていた猫が鳴き、ぴょんっと彼女の腕から飛び出た。それを合図にﾊｯとして彼女から身体を離すように起き上がらせる。
「 大丈夫だった？」
『 っ…はい…！す、すみません！』
怪我をしていないか確認の為声を掛けるとｶﾞﾊﾞｯと頭を下げ謝罪をして来た。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
