経験のした事無い空気 ページ29
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『 だ、大丈夫です！ちょっと転けちゃっただけで………っつ…… 』
焦って近付いて来る夜久さんを止めて慌てて立ち上がろうとする。でもやっぱり捻ってしまった部分は痛くてｶﾞｸｯとまた倒れそうになる。やばいと目を瞑るとﾄﾞｻｯと誰かに支えられ胸元に顔が当たってしまった。
「 …無茶すんなよ 」
支えてくれた声の主が夜久さんだと思うと心臓がﾊﾞｸﾊﾞｸと暴れ出した。支えられてる所為で凄く近くで夜久さんの声がして、夜久さんの汗が混じった匂いや、体温が直接感じられて頭がｼｮｰﾄしそうだ。
「 芝山、黒尾呼んできて 」
「 はい！」
夜久さんがゆっくり私から離れ、私を其の儘床に座らせると振り返って芝山くんにお願いする。芝山くんが倉庫から出て行くと私に視線を戻した所為で夜久さんと見詰め合う形になってしまった。怪我をしてしまった事が恥ずかしいのか分からないけど何故か其の儘目を合わせるのが出来なくて慌てて視線を外す。
「 A…ちょっと触んぞ… 」
『 …ぇ……っ 』
夜久さんが動いたかと思えば私の脚に手が伸びて来て、捻った足首に夜久さんの手が触れた。心臓が飛び跳ねる。夜久さんが触れている部分から感じる痛みよりも、憧れの人に触れられるだけでこんなに心拍数が上がるとは思って無かった事と、凄く距離が近い事の所為でもう何も考えられない。
「 …やっぱ痛むか？」
『 ………っすこ…しだけ…… 』
「 う〜ん…今日は帰った方が……っ… 」
心配してくれてる夜久さんとは裏腹に視線を何処に向ければ良いのか、触られてるこの状況で何を考えたら良いか分から無くて唯ぼ-っと夜久さんを見ながら返答していると、視線を上げた夜久さんと再び視線が絡み合った。余りの近さに吃驚したのか夜久さんの肩が揺れた気がした。
『 ( …何これ…どうしよう… ) 』
ﾄﾞｸﾄﾞｸと鳴る心音はこんなに近いと聞こえてしまうんじゃ無いかってぐらいに鳴って居て、唯見詰め合ってるこの状態をどう切り抜けたら良いのか分からなかった。夜久さんの惹き込まれる瞳を唯見つめる事しか出来なくて、足首の痛みなんか頭に入って来ない。足首に触れたままだった夜久さんの手がﾋﾟｸｯと動いたかと思えば離れ、その手が其の儘上に上がって行き私の頬に触れた。ﾋﾞｸｯと反射的に肩を揺らしてしまい、熱が一気に込み上げて来る。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
