羨ましい関係性 ページ23
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昼休みの合図が鳴りいつも通り黒尾が俺の前の席を借りて、隣のクラスの海も来て3人で昼を過ごす。弁当を机の上に広げ両手を合わせると黒尾が大きく溜息を吐いた。海が「 どうした？」と声を掛けると頭を乱雑に掻きながら俺を視界に入れるとまた溜息を吐いた。
「 なんだよ、俺見て溜息つくなよ 」
「 うるせー文句ぐらい言わせろ誰かさんの所為でココ最近同じもんばっか食わされてんだよ… 」
何言ってんだこいつという俺の顔に唇を尖らせ不満そうな顔をすれば自分の弁当を俺に見せて来た。ﾌﾜｯと良い匂いを漂わせたそれは野菜炒めで、何が不満なんだと言ってやるとまた溜息を吐かれたのでｲﾗｯとした。
「 黒尾、野菜炒め嫌いだっけ？美味しそうじゃん 」
「 嫌いじゃねーし、実際めちゃくちゃ美味いんだけどほぼ毎朝食べてんだよ、挙句の果てに弁当にまで入れやがった 」
「 ほぼ毎朝ってお前の母親そんな人だっけ？」
黒尾の言葉にハテナを浮かべながら1度見た事ある黒尾の母親を思い出す。優しくて気の利く良く居る出来た母親って感じで、そんな嫌がらせの様な事はしなさそうだった。ほぼ毎朝は俺みたいに好物じゃなければ嫌だろう。俺も毎朝焼き魚出されたらちょっとどころか気分を害す。
「 母親じゃなくて、Aな 」
急に出て来た名前に目を丸くし、動かして居た箸を止めた。
「 誰かさんに作りたいから練習してるんだと 」
その発言に思い当たる節しか無い。この前コンビニで会話した事が俺の頭を過ぎった。ﾌﾞﾌｯと吹き出して笑う俺に不機嫌そうな黒尾。海は何の話だという表情をしながら唯弁当を食べてた。
「 お前の妹おもしれーな 」
文句を言いつつもしっかり弁当を食べて居る黒尾を見てまた笑いそうになった。少し申し訳無さが俺にも有りつつそんなに頑張ってくれてる事に対して口角が上がった。食べる日が来るのが楽しみだ。そんな事を思いながらもう一度弁当に手を付ける。少し羨ましく思った。俺も弟が2人も居るから下の可愛さは充分に分かる。けど妹は居ないから黒尾とAの関係も良いなと純粋に思った。あんなに可愛い妹が居たら嫁に出す時とかめちゃくちゃ嫌がったり、彼氏が出来たら何処の馬の骨だってキレそうだし、黒尾とか特にそんな感じしそうだけど。1人で想像してふっと笑うと少し馬鹿にしたような顔をする黒尾を睨み返してやった。
「 黒尾〜！！」
黒尾の事を呼ぶクラスメイトの声がして3人でそちらに顔を向けた。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
