練習の成果 ページ22
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夜久さんに楽しみにしてると言われてから時間があれば朝食に野菜炒めを作って練習している。朝からだと重い気もするが、練習が終わって帰ると遅くなるので晩御飯に作るのは無理だなと判断し朝になってしまっている。味付けを少し変えたりするけど、どの味が夜久さんの好みか分からず試行錯誤状態。今日も朝食に野菜炒めが並んでると起きて来た鉄兄がゲンナリとした顔でテーブルの上を見た。
「 Aさ〜んそろそろ野菜炒め飽きるんですけど〜… 」
『 作って貰ってる分際で文句言わないでくださ〜い 』
先に椅子に座り両手を合わせて " いただきます " と言えば仕方無しというように鉄兄も座り両手を合わせた。渋々野菜炒めに手を付ける鉄兄をじっと見る。3年間夜久さんと憎たらしいぐらいずっと一緒に居たのだから夜久さんの好みの味ぐらい分かるだろう。ふと目を丸くする鉄兄に箸を持っている手にｸﾞｯと力が入る。
『 どう？！どう？！』
「 ……夜久好みかは分かんねーが、最近食った中では1番うめーな 」
鉄兄の言葉に表情が明るくなってしまう。これでゴールデンウィーク合宿に間に合う。合宿で夜久さんに振る舞って美味いって言わせたいのだ。練習したかいが合ったというものだ。私が嬉しそうにニコニコしていると鉄兄がじっと此方を見て来るのでご飯を口に運びながら首を傾げる。私からしても凄く美味しいからとっても満足である。
「 お前さ… 」
『 なーに？』
「 夜久の事好きなの？」
『 ？好きだけど 』
鉄兄の言葉に何を今更という顔をする。私の反応に大袈裟に溜息を吐く鉄兄に少しむっとする。あの頃からあの姿に憧れ、同じ位置に立ちたいと思った。その為に中学でもバレー部のマネージャーをして経験を積んだし、バレー以外の勉強も音駒高校に入学する為に頑張った。好きか嫌いかなんて聞かれたら好きに決まってる。夜久さんの為なら何だって出来ると言い張れるぐらいには中学からの人生は夜久さんに近寄る為にあったのだから。
「 妹が思ったよりにぶ子ちゃんで俺は心配だ 」
さっきから何を言ってるんだこの兄は。私の怪訝そうな表情に笑い出す鉄兄。とうとう可笑しくなったかと思いながら美味しいご飯を身体の中に入れて行く。早く食べないと、家出るのが遅くなってまた研磨くんに呆れられてしまう。
『 早く鉄兄も食べて 』
「 へいへい 」
黙々と食べ進めて行く中で何度も鉄兄の言葉を繰り返しながら唯夜久さんの姿を思い浮かべて居た。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
