優しい人 ページ14
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「 き、兄妹〜〜〜？！」
山本先輩のやけに大きい声に内心呆れながらもｺｸﾘと小さく頷く。大騒ぎする先輩達や吃驚してる同級生達を無視し、作ったドリンク達が入った籠を持ち上げて体育館内に戻る。
「 へ〜驚いたなこりゃ…なぁ夜久 」
「 お、おう… 」
「 ま、俺の妹だからって気にせずにマネージャーとして扱ってくれりゃあ良いから 」
鉄兄の言葉に『 それ鉄兄が言うか 』と心の中でツッコミながらﾁﾗｯと驚いてる夜久さんに目を向ける。練習中だったからか額や首周り等に汗が光って見えた。なんというか、色気が漂って居ると言うか、憧れの人の汗をかいている姿はｸﾞﾜｯと来るものがあって涎が出てしまいそうだった。絶対出さないけど。
『 マネージャーの仕事は中学3年間やって来たのでばっちり任せて下さい！』
先輩達に向き直り胸をﾊﾞｼﾝと軽く叩き、ﾌﾌﾝと自慢気に言うと鉄兄が横で「 正確には2年半… 」と呟いたので軽く足を踏んでやった。
「 クロもAも此処では兄妹喧嘩やめてよね 」
「 ？！…研磨も知り合いなのか 」
「 俺とだけじゃなく、幼馴染みだからな、Aとも 」
「 なにぃ？！羨ましい奴め…… 」
皆が話している中、練習しなくても良いのかなと思いつつ『 さっき使ってたゼッケン洗って来るね 』と鉄兄に告げ、籠を両手で持ちいそいそと体育館から出る。勿論夜久さんが居るからこそ会話にはもっと交ざりたいし、毎日夜久さんを拝みたいからこの学校に入学した訳だが、マネージャーの仕事を疎かにする訳では無い。やらなきゃいけない事はちゃんとするんだ。少し重い籠を持って歩いていると後ろから「 マネージャー！」と声を掛けられたので振り返る。その声の主の姿を見てﾌﾞﾙｯと全身が震えた気がした。
『 や、夜久さん……どうしたんですか？』
平静を装いながら私の近くまで歩いて来た夜久さんに問い掛ける。すると私が持って居る籠をﾋｮｲｯと奪い去って横に並んだ。吃驚して顔を上げると照れ臭そうな表情で「 洗濯する場所分かんねーだろ？案内する 」と言い私より先に歩き出す。会話も数回しかして無いのにもう分かってしまった事が1つ。優しすぎる。鉄兄から世話焼きとは聞いて居たが会って2回目の会話で優しいって思ってしまうぐらいには優しい。私が夜久さんの後ろ姿をぽけ-っと見ていると振り返って声を掛けられる。ﾊｯとして慌てて夜久さんの横を歩きながら今にも踊り出してしまいそうなのを必死に抑えた。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
