桜の舞う季節 ページ2
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桜が綺麗にふわふわと舞う季節
それは終わってしまった合図と共に…始まりの合図
何度その季節を迎えても
その桜を嫌いになる事は無い
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『 ん〜っ 良い天気になって良かった！』
家から出て大きく伸びをする。美味しい空気を身体の中に浸透させてからこれから起きる色んな未来を想像して少し笑みが零れた。ふと隣の家の前を見ると壁に背を預けゲームをしている姿を見付ける。少し駆け寄り気味で近付くと私に気付いたのか下を向いていた顔を上げ、私の方を見る。
「 やっと来た… 」
少し呆れ気味の溜息を吐きながら私が隣に立ったのを合図に2人で歩き出す。
『 ごめんごめん なかなか寝癖が直らなくてさ… 』
「 ……気合入れすぎじゃない？」
『 うっ……やり過ぎかな…？』
私の髪型を見て少し目を細めるもいつも通りの無表情な顔で呟く彼に苦笑いを向けながら前髪の毛先を弄ぶ。長い髪を少し巻いただけでも派手に見えてしまうのが難点。折角楽しい事が始まる予感しかしないのだからと張り切り、髪を巻くだけじゃなくて、編み込みまでしてしまった。少し眉を下げながら唇を尖らせているとまた隣から声が聞こえた。
「 ……別に…良いんじゃない 」
彼なりの励ましと褒め言葉なのだろう。気合いが入りすぎて居るからと言っても変では無いのだと確信出来た。彼の素直な様で素直じゃない言葉に口角が上がり彼の腕にぎゅっと抱き着く。
「 ちょっと… 」
『 ありがとう研磨くんっ！』
「 …邪魔だから離れて 」
怪訝そうな表情で腕から引き剥がされると『 む〜感謝しただけなのに 』とまた唇を尖らせる私を見て研磨くんが少し笑った気がした。
「 そういえば一緒に出て来なかったの？」
『 ……悠長にご飯食べてるから置いてきてやった 』
研磨くんの発言に今度は此方が怪訝そうな表情を見せる。携帯を手に取り今の時間を確認しようとすると私の目の前から端末がひょいっと消えてしまう。ハッとして後ろを振り返ると話に出てきたばっかりの姿にゲッという顔をしてしまう。
「 なにかなぁ〜？その顔は 」
「 遅かったねクロ 」
「 母さんがどっかの誰かさんに似て張り切りすぎてバタバタしてたからちょっと手伝ってたんだよ 」
『 …いい加減に返してよ鉄兄… 』
鉄兄の手元にある携帯を奪おうとするとひょいっとまた上の方にやられてしまい、身長が高いとは言えない私はぴょんぴょん飛んでも取れない。そんな私を見てにやにやとする鉄兄はやっぱりとんでもない悪魔だと再認識した。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
