プロローグ ページ1
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初めて貴方と出会ったのは
私が中学1年生で
貴方は中学3年生の時だった。
兄が出る大会に親に連れられて応援に来ていた私
「 １回ぐらいは応援してあげなさいよ 」
そう親に言われ友達と遊びたいのを我慢して仕方なく行った。
でも兄の試合を見るのも、バレーの試合を生で見るのも初めてだったから内心ワクワクしてた。
椅子に座って唯じっと試合が始まるのを待った。
ﾋﾟ---ｯ！
試合が始まり、速いスピードで動くボールをひたすら目で追う。
あまりの速さに少し吃驚しながらそれに反応してる兄や他の選手に尊敬を覚え、兄をもう少し尊敬してやるか と笑みを零す。
ﾊﾞｧﾝｯ！！！
大きい重い音が鳴って少しﾋﾞｸｯと肩を震わせた。
試合前日、兄に少しバレーの事を教えて貰ったから今の音はスパイカーがスパイクを打った音だと認識する。
そして勢い良く床に落ちる……
はずだったボールは、あの重苦しい音とは無縁にフワッとセッターの真上に上がった。
それを見た瞬間に鳥肌と何故か目頭がじわっと熱くなった。
「 A？急に立ち上がってどうしたの、ちゃんと座りなさい 」
母の言葉に勢い余って立ち上がっていた事に気付いた私は、周りからの視線に耐えられなくて慌てて座った。
『 (なに…いまの………) 』
それからというもの、私はそのボールを上げた人から目が離せなくなっていた。
素人目にも分かった。
あの人が凄い、強い選手なんだって事が。
「 あのリベロつぇ〜〜あんなん良く綺麗に返せるよな〜 」
「 まじでレベルたけぇよ 」
私の席からそんなに遠くない位置で喋る他校生の声にまた心が踊った。
『 (凄い……凄い…かっこいい……ｯ！) 』
あの人がレシーブをする度に何故か泣きそうになって、心が揺れて、兄の応援をしたいのに全然出来なくて、ただ…あの人から目を逸らしたら後悔すると、この頃の私はそう思った。
試合終了後、母の言葉など耳を傾けずに客席から飛び出す。
兄のチームのユニホームが目に入ると勢い良く兄の背中に飛び付く。
「 うおｯ………吃驚させないで貰えるかなぁ〜？お子ちゃまなAちゃんよ〜？ 」
兄のいつもの馬鹿にした、子供扱いした話し方等気にもならず唯兄のユニホームをグイグイ引っ張る。
「 お〜いあんまり引っ張んな… 」
『 戦ってた相手のチームの！レシーブの人！』
「 はぁ？ 」
『 あの人の名前教えて…！！！！』
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
