13人の飼い主さん

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声のした方へ行くと洗濯機の前で頭を抱えていたのはブスングァンだった。


「どうしたの…」

SG「洗濯機がピーっていったから次の洗濯物を入れたんだけど…」

「うん」

SG「洗剤ぶちまけた…」


見たこともないくらいしょぼんとしているブスングァンの視線の先には真っ白な粉が床に広がっていた。


「やってくれたな！」

SG「ごめんなさい！！」

「手伝おうとしてくれたから許す」

SG「優しい！Aさま！」


液体じゃなくてよかった…べったべただもん…ところであのふたりはなぜ来ない？？？


SG「こんな量の洗濯物やってくれてるんだね…」

「もう慣れたよ」

SG「すごいね」

「やっと気がついたの？」

SG「うん。いつもありがとう」

「なんか気持ち悪い」

SG「ねえ！？僕たちのファンだよね！？」

「もちろんファンだけど今は家政婦だよ」

SG「わかった、じゃあ飲み物持ってきて！」

「ここの片付けが先だブスングァン」


うえーんわかりましたーって泣き真似をするブスングァンを置いてキッチンへ戻ると悪魔ふたり(怒られる)はいなくて、代わりにソクミンさんがいた。


DK「あっ、どこにいたのー？」

「ちょっとやらかした人がいまして…」

DK「Aちゃん！おて！」

「…は？」

DK「あれ？してくれないの？」

「なにを言ってるんですか？」

DK「ジョンハニヒョンたちがAちゃんがおてしてくれたって」

「してないですね」

DK「ペットだから〜って」

「違いますね」

DK「しないの？」

「ソクミンさんって実は優しくないんですね…」

DK「ごめんごめん(笑)」

SC「Aー！！」

DK「呼んでるよ、行ってきな」





「なんでしょう？」

SC「おて」


ん、って右手をひらいてわたしの前へ出すスンチョルさん。なんなのこれ？また？


「もしかしてあのおふたりからなにか聞いたんですか」

SC「よくわかったねー」

「してませんししませんから！」

JH「したらおやつあげるのに」

「ひいっ…」

JS「覚えさせなきゃだめだね〜」

「わたし…用事があるので…失礼します…」


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