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まだふたりだけの時間を(jn) ページ7

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後半の内容に少し性的な描写がございます。
苦手な方はお控えください。

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お互い社会人になり、大学生の頃から付き合っていたムンジュンフィくんと同棲を始めて一年。生活に慣れたら、我が家に猫を迎え入れたいと二人で話し合っていた。

しかし、そんな簡単な問題ではない。猫を迎え入れるということは、実質子どもを養うと同義である。何が起こるか分からないのだ。もしかしたら、これから大きな病気などが発覚するかもしれない。その場合、保険には入るとして治療費その他費用を賄えるのか。
猫を飼う上で必要なお金を調べ、二人のお給料を見て、それはもうたくさん話し合った。結果、飼う前提でとりあえず猫と触れ合ってみようと猫カフェへ行くことに。


「わぁ…かわいいね、ジュンフィくん」

jn「かわいいねぇ。あ!その子Aのほう行ったよ〜!」

「わ…!こっちきた、かわいい〜ㅠㅠ」


それはもう幸せな空間だった。
これから、大好きなジュンフィくんと一緒にこんな可愛い生き物と毎日を過ごせるだなんて、幸せ以外の何物でもない。


さらに私は猫に好かれる体質なのか、おやつも持っていないのにたくさんの子が擦り寄って甘えてくれる。思わず、マタタビでも付いてる…?と自分の匂いを確認した。

写真を撮ったり、撫でたり、遊んだり、おやつをあげたり。
夢中になっていた私は、いつのまにかジュンフィくんと離れてしまっていた。



広いフロアを見渡すと、ソファに座る彼と目が合った。私の見間違いでなければ、あまり元気がなさそうに見受けられる。

「ジュンフィくん…!ごめんね、夢中になっちゃって」

駆け寄ると、ぎゅう、と抱きしめられた。彼は外であまりスキンシップを取らないので少し驚いた。

jn「…A、おうち帰ろう」


もしや体調が悪いのかと思い、すぐ家に帰った。道中心配の声を掛けたが、体調が悪かったわけではないらしい。

しかし、考え込んでいた。



とりあえず猫と触れ合ったので部屋着に着替え、未だ元気がなさそうな彼に飲み物を用意した。

「ジュンフィくん、本当に体調は……っわ、」


また、抱きしめられた。

jn「……すごく、すごくAを悲しませちゃうだろうから、帰り道、言おうかすごく迷ったんだけどね、」

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作者名:みな | 作成日時:2023年8月2日 6時

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