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はぁっ…はぁ…
俺は急いで自分の教室に帰り、
莉犬のお守りを握りしめたまま
ずるりと自分の席に着いた。
次の授業は全く集中出来ず、
気づくと、
顔を赤らめる莉犬の顔が浮かんでいた。
な ｢………｣
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【放課後】
携帯を開くが、
莉犬から秘密の庭へ行くメッセージは来ておらず、
ゆっくり携帯をしまった。
な ｢さーとみ｣
さ ｢おう｣
ななもりが俺の席の前にやって来た
な ｢今から暇？付き合ってくんね？｣
さ ｢…ああ、別にいいよ｣
やったね。と笑うななもりと共に、教室を出た
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さ ｢……なんでお前と公園に来ないといけないんだ｣
ななもりは、公園のブランコに乗っている
な ｢ええやん！時にはさ！ほら隣座って！｣
俺は仕方なく、ななもりの隣のブランコに座った
な ｢最近どう？忙しそうだけど｣
さ ｢別に何も無い。テストもまだ先だし｣
な ｢じゃーやっぱり、あの1年の彼のことで？｣
さ ｢っは？｣
俺は咄嗟にななもりの方を向いた。
な ｢やっぱり。何かあったんだな｣
さ ｢…なんで分かる｣
な ｢さとみ分かりやすいよ笑
最近見たことない顔ばっかするんだから｣
時にななもりには頭が上がらない時がある。
俺には無い、観察力と洞察力
だてに生徒会長などやってるわけじゃないのだ。
さ ｢…莉犬に対して初めての感情ばかり感じるんだ｣
気づくと、ななもりに話し始めていた。
さ ｢お前に前言われた通り、莉犬と居るとSTPRグループのことを忘れられるし、取り繕うことの無い本当の自分でいられるんだ｣
ななもりは、黙って俺の話を聞いている
さ ｢それは、莉犬が唯一無二の友達なんだなって思ってたんだ｣
そう、友達だ
莉犬にもそう言われたんだから…
さ ｢けど、莉犬が他の奴に取られるって考えた時、
何も考えられなくなった。胸の奥が苦しくなった。｣
な ｢……さとみ、
それって恋だよ｣
さ ｢……え？｣
な ｢莉犬くんの事、好きなんだね｣
ななもりは笑顔でこちらを向いている。
な ｢さとみが人を好きになるって、あるんだな〜
その莉犬くんって子、凄いね｣
何故か、ストンと腑に落ちた気がした。
さ ｢…ああ、莉犬は凄いんだ｣
もう否定できない。
やはり、この感情に名前をつけるとしたら…
さ ｢俺は莉犬が好きだ。｣
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すみれ - るきあさん…なんて最高な物語を作ったんですか…もうすごすぎて泣いちゃいましたよぉ(泣) (2022年12月3日 16時) (
レス) @page44 id: 69b8b4c83b (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる！！！ (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる！！！ (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朱音さん» 茜さん！というか朱音さん！コメントありがとうございます(´∀`) ほんとにそんなお褒めいただけて、嬉しすぎます(/ω＼)/// 頑張れます！//// (2021年6月12日 22時) (レス) id: e863d72ae7 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - この小説の為に、『神』という言葉は生まれたのか…なるほど… (2021年5月4日 22時) (レス) id: 8c7310438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るきあ | 作成日時：2021年1月27日 13時
