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今日も莉犬から連絡があり、
お昼は2人で秘密の庭で過ごしていた。
キーンコーンカーンコーン……
り 「あ!次の数学当たるんだった!
すみません、ちょっと先に行きますね!!」
莉犬はそう言うと、
急いで片付けて校舎の方へかけて行った。
さ 「…俺も行くか」
ゆっくり腰をあげると、
莉犬の座っていた所に何か落ちているのを見つけた。
さ 「…お守り?」
そこには、紅色の包のお守りがあった。
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午後の授業が1つ終わり、
俺は莉犬をよく見かける廊下に行って、
お守りを返しに行くことにした。
きっと、お守りを無くすと莉犬は心配するだろう。
莉犬のお守りを手に教室から出た。
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移動教室の時以外は滅多に通らない、
莉犬のクラスが近い廊下へと向かう。
さ 「…教室から出てきたりしないか」
廊下の端で、
生徒に目立たないように息を潜めていた。
すると、
背の高い生徒が俺の隣を通り過ぎ
莉犬のクラスへと向かっていった。
あれ……確か 3年のサッカー部の……
ジ 「おーい!わんちゃ〜〜ん!♪」
り 「ちょ、そんな大きな声出さないで下さい!」
え……莉犬に?
ジ 「ごめんごめん ♪ 会えるのが嬉しくて ♪」
り 「そっちが勝手に会いに来てるんでしょ!」
ジ 「ははっ、怒ってるわんちゃんも可愛いね」
サッカー部の生徒が、莉犬の頭に手をやって
あの小さくて丸い頭を撫でた。
さ 「っ……!」
その瞬間、
頭にカッと血が登った。
ジ 「………何や、お前」
俺は気づくと、
サッカー部の生徒の手を莉犬から引き剥がしていた。
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すみれ - るきあさん…なんて最高な物語を作ったんですか…もうすごすぎて泣いちゃいましたよぉ(泣) (2022年12月3日 16時) (レス) @page44 id: 69b8b4c83b (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朱音さん» 茜さん!というか朱音さん!コメントありがとうございます(´∀`) ほんとにそんなお褒めいただけて、嬉しすぎます(/ω\)/// 頑張れます!//// (2021年6月12日 22時) (レス) id: e863d72ae7 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - この小説の為に、『神』という言葉は生まれたのか…なるほど… (2021年5月4日 22時) (レス) id: 8c7310438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るきあ | 作成日時:2021年1月27日 13時