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*゛ ページ8

はっと目を開ける。
最初に視界に入ってきたのは、見慣れた真っ白の天井…

プールで溺れたのも、あの男の人が怖い思いをしてたのも、もしかして…夢?
私、いつから眠ってたんだろう

とりあえず、汗をかきまくってるせいで気持ち悪い。早くパジャマから着替えたい。

そう思ってベッドから降りた。
ベッド横の姿見が、私を映し出す。


そのときに、違和感を覚えた。

_なんだろう、あの首のところの赤い"何か"は。


青白い肌に薄ピンクのパジャマを着ているせいで、
首元の"赤"が異様に目立っている。


目を凝らして、姿見に近づいて見てみる。

それは、どこかで見た事のある印。

傷にしてははっきりと形作られている"それ"を
私は知っている。

_思い出せ、A


絡み合った記憶が糸を解くかのようにするすると戻ってくる。



…思い出した。
あのテレビ番組。
名前は…確か「さだめの子」

…いやまさか、でも、、えっ

だけど、これがもし、本当なら…悲しいことに辻褄が合ってしまう。

真冬の彼女になって1ヶ月。
私は原因不明の体調不良で倒れた。
でも、それが原因不明じゃなくて、
"真冬が好きと確信したから"だったら?

となると、あの光景はもしかして…

「10年後の…真冬?!」


だんだんと頭と胸が苦しくなってくる…
事実を受け止めることが難しい…


「真冬を好きになっちゃいけなかったのかな…」

*mf(11)→←*゛



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作者名:MoёCa | 作成日時:2019年8月25日 2時

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