さだめ少女のおはなし【AtR】

＊゛ ページ7

ここは、どこだろう…？

私はどうなったの…？

視界は白いモヤみたいなので見えにくくなっている。


「_______________！！」

『なんだろう…今声がしたけど』

叫び声がした方にゆっくりと向かっていく。


「おい！お前あいつに何したんだよ！」
「何もしてないよ！痛いやめて…」
「ふざけんなよ！ちゃんと答えろよ？！」

『…！』

見ると、男性2人が1人の茶髪の男性に向かって叫んだり殴ったりしていた。

茶髪の男性は謝りながら、それでも否定している。
その度に暴力を振るわれていて…


_やめてあげてよ！！

そう思っても小学生の私には何も止められないことはわかっていた。

この現場にただただ呆然とするしか、私には無かった。

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