NEWSくんのおはなし。 (ページ16)

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「…これ、！」

床にばらまかれた写真を見て、シゲが驚いた声を上げる。

「それが、ポストに入ってて…。」

それ…。と俺の寝ている時の写真を指さす。

「ストーカー、多分、部屋の中に入ってる…。」

いつ、どうやって。部屋の中に入ってきたなんて、気持ちが悪くて体がまた震えてくる。

シゲがまたぎゅっと抱きしめてくれる。

「もう小山を一人にしておけない。ここももう引っ越そう。」

「うん…。」

ソファーに座っていたら、シゲがお茶を出してくれた。

「はい、一旦落ち着こう。」

「ありがとう。」

喉が渇いていたから一気に飲む。

すると急に手に力が入らなくなってコップを落とす。

視界がぼやけてくる。

「しげ…なんか、眠い…。」

するとシゲは

「多分疲れたんだよ。俺がいるから今は寝な。」

そう言って俺の体をソファーに横に倒した。

シゲに頭を撫でられるとずっと目を瞑り、意識を手放した。