【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ27)

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服をみたりペットショップにいったり、男の俺が入りにくいようなカワイイ雑貨屋さんにいったり。

見て回っていたら、あっという間にお昼の時間で。

これまた広いフードコートでご飯食べた。

何にしようかすごく迷ったよね、どこのお店も美味しそうでさ。

でもここは無難にハンバーガーを選んだ。

｢うーん、久しぶりのファストフード｣

｢美味しいね！｣

｢たしかに久しぶりだよね、いつもランチラッシュのご飯食べてるし｣

｢ヤオモモ初めてのハンバーガーだって！｣

｢え、初めて！？｣

食事中も会話が絶えることはなかった。

決してうるさいわけでは無い、心地のいい騒がしさ。

｢…美味しい｣

一口、また一口と食べて言った。

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｢…えーっと、この辺だったと思うんだけど…｣

食べ終わったしそろそろ次のお店にいこうか、というとき。

ちょっとお手洗に行きたくなったからみんなに待ってもらった。

あれ…おかしいな、確かここの席なのに。

誰もいない。

｢…だーかーらー、無理なんですってば！｣

｢ん…？｣

少し離れたところから聞こえる三奈の怒ったような声。

｢いいじゃん、俺らもちょうど6人だし｣

｢一緒に遊ぼうよー｣

…そして知らない男の人たちの声。

あぁ…これってもしかしなくてもナンパってやつ…

｢ごめんなさい。私たち行くところがあるのよ｣

｢案内してあげるって！｣

｢結構です｣

｢…ほんとアンタらしつこい。しつこい男は嫌われるよ？｣

はは、響香辛辣だな…

｢俺らファンなんだって、優しくしてよ｣

｢応援してくれることには感謝します。ですが、こうして迷惑をかけられると困りますわ｣

｢…ﾁｯ、なんだよいいだろうがちょっとくらい遊んでくれてもよ｣

｢学校側に言うぞ、ファンで雄英生に話しかけたのに相手にしてもらえなかったって｣

｢そんなの…！｣

…やばいやつだなこれ。

今の雄英の状況で、生徒が問題を起こしたとチクられてみろ。

生徒たちの外出許可が降りにくくなってしまう。

寮生活の気分転換が、できなくなってしまう。

それは……まずい。

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