【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ26)

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残り、7日ページ26

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｢…あ、Aくーん｣

｢時間ぴったしやね｣

｢あぁごめん、もう少し早く来るつもりだったんだけど…｣

ちょっとだけ、寝坊した。

｢全然！大丈夫！｣

｢さ、いこっか｣

先に行く女子たちに一歩下がってついていく。

やっぱり浮くっていうか目立つんだよなぁ……背中の羽も含めて。

｢…Aちゃん、おしゃれさんなのね｣

｢それ、私も思った！黒のコート似合うねー｣

｢これ百が作ってくれたやつだよ｣

｢着ていただけてありがたいですわ｣

｢いやいや、こっちの方がありがたいよ！羽のおかげで服がほんと大変だからさ｣

今まで着ていたアウターやトップスが着れなくなったんだ。

お気に入りとかあったのに…そこはちょっと残念なところ。

｢でもこの羽結構いいかもしれないよ。迷子になったときに目印になるし｣

｢あはは、何それ！｣

…意外と話が弾みながら駅に向かう。

改札を抜けて電車に乗る。

揺られること、十数分。

｢…ここ、｣

｢そう！ナウでヤングな最先端！｣

｢木椰区ショッピングモール…！｣

夏にみんなで来たところだ。

途中、出久が死柄木弔に会って…買い物どころじゃ無かったんだよな。

｢前回来た時はゆっくり回れなかったものね｣

｢だから、今日一日は遊びまくろう！ね！｣

｢…いいね、楽しそう｣

｢Aさん、行きたいお店があったら遠慮なく言ってください！｣

｢わかった｣

近くにあったフロアガイドを手に取る。

…うん、このショッピングモールすごく広いからどこにいこうか迷うな。

｢とりあえず…ふらふらする？｣

｢せやね、そうしよっか！｣

｢あっ私あそこいきたい！｣

｢見つけるのはやいなぁ透｣

ぐいぐいと見えない手に引っ張られ、最初のお店にはいった。

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