【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ25)

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｢もー、そんなにデートが羨ましいなら今度の土日出かける？俺と｣

｢お前とかよ！！！｣

髪をタオルで拭きながらふざけて聞いてみた。

思った通りのツッコミがきたね。

｢でも出かけたいなって言うのは本音。男子全員と…てのはさすがに大人数だから土日に別れてでも。

……みんなはどう、かな？｣

駄目だったら全然言ってね、と後から付け足す。

｢そんなん…ダメじゃねぇ！むしろ俺も遊びたい！｣

｢…A、遠慮はするな。自分のやりたい事を言ってくれればいい｣

｢まぁAって女よりの男だしな、いけんこともない｣

｢電気と踏陰、ありがとう。実は許さない｣

女よりってなんだ、女よりって。

確かに肌は白い方だけど……割と筋肉あるんだぞ。

｢おーし！そうと決まれば男子で集まって何するか決めっか！｣

｢まずは土曜組と日曜組の2つに分けるか｣

｢…ケッ、めんどくせぇ｣

｢あ、でもAは明日出かけるから朝早いんだろ？もう寝てていいぜ｣

｢どこへ行くかは当日のお楽しみに、だな！｣

｢…じゃあ、そういうことなら任せようかな｣

ぐっと力道が親指を立てた。

……当日楽しみなのはもちろんだけど。

みんなが俺のために、あれやこれやと話し合ってる…この事実が、とても嬉しくて。

胸があったかくなった。

｢…一足先に、おやすみ｣

｢おやすみー！｣

荷物を持って一人で風呂場を後にした。

心も体もほくほくしてる。

そんな上機嫌のまま、ベッドの上にごろんと仰向けになった…けど。

｢…やべ、明日何着てこうかな｣

服、決めなくちゃ。

女子と出かけるわけだし、一応身だしなみは整えるべきだよな…

八百万ブランドの服をクローゼットから出して並べてみる。

｢…これかなぁ…｣

しばらくうんうんと悩み続けて、これにしようと決めた時には日付を越えていた

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