【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ24)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:93,350 hit

. ページ24

.

その後、なんとか実を落ち着かせて。

結構時間が経っていたのか、お風呂に入っていた女子たちはみんな上がっていた。

｢さ、俺らもさっさと入ろう｣

｢そうだね｣

一旦部屋に戻って着替えを取りにいった。

.

｢…あぁー、冬のお風呂っていいな……｣

｢老人みたいな言い方だな｣

そう目蔵につっこまれた。

｢まぁでもわかるぜ。大浴場ってのもまたいいよな｣

｢うんうん、わかってるね力道！｣

広い湯船でゆっくりと肩まで浸かって。

じわじわ温まるのがいいんだよね。

｢ハッ、じじくせぇな｣

｢あれー勝己、トレーニング終わり？おつかれ｣

勝己がガラリと扉を開けて入ってきた瞬間に、ニトロの甘い匂いがただよう。

こんな遅くまで鍛えてたんだな。

｢……ぶどう頭｣

｢ひっ！？お、俺なんかしたか！！？｣

｢てめぇの叫び声、寮の外まで聞こえてんだよ！！くそしょうもねぇことで喚きやがって！！トレーニングに集中できねぇんだよ！！！｣

｢今お風呂場で叫ばれる方がうるさいよー｣

｢んだとAテメェ！！！｣

…お、ちゃんと下の名前で呼んでくれたじゃん。

嬉しいな。

｢はは、うるさいのはどっちもどっちだろーよ｣

｢じゃあ上鳴！お前はAがハーレムデートをすると聞いて黙っていられるのか！？！？｣

｢何だって！？そいつは黙っちゃいられねぇ！！｣

あー…うるさいのが増えたな…。

｢別にそんなんじゃないってば…デートとは言われたけど…｣

｢コイツ明日女子全員と出かけるんだぞ！？｣

｢至極羨ましい！！！｣

｢だぁからぁ…うるせぇつってんだろうがアホ面！！｣

｢なっんで俺だけ！！｣

…お風呂は静かに入るのが好きなんだけど、たまにはこういうのもいいのかもしれない。

……たぶん。

.