48. 増援 ページ9
.
冷静さを取り戻した死柄木は黒霧と一緒にオールマイトへ仕掛ける。
やはり限界だったのか、オールマイトは1歩も動くことができない。
｢…諦めて帰れよ…！｣
ダッと個性を使って黒霧の目の前へといった。
一番厄介なこいつは、体の部分を狙えば…！
｢…オールマイトから離れろ｣
｢え、｣
隣から聞こえた声にびっくりした。
緑谷君…私と考えること一緒か。
それよりも私と同じくらい速いことに驚いた。
｢二度目はありませんよ！！｣
黒霧のモヤから伸びる手。
たぶん、死柄木のもの。
｢…くっそ｣
触れたら崩れる、でもこの速さから急に止まることはできない。
…どうやって避ける？
考えていたその時、弾丸が横切った。
｢！！！｣
それは見事に死柄木の手を撃ち抜いた。
弾が飛んできた方向をみる。
｢1−Aクラス委員長、飯田天哉！！
ただいま戻りました！！！｣
｢いいんちょー…と、ヒーロー…！｣
｢あーあ来ちゃったな…ゲームオーバーだ。
帰って出直すか、黒霧…｣
よかった、やっと敵が帰る気になった…けど。
｢…あの、なんで私の腕掴まれてるんですかね｣
｢さっきから言ってるだろ、連れて帰るって｣
死柄木、手撃たれてたじゃん、その手で掴むとか痛くないのかこいつ。
｢なんで私！？なんで連れて帰ろうとするの！？｣
｢それもさっき言った。
実験に使えるからだって…あ、でもお前ガン無視してたし聞いてなかったか｣
血で赤く染まっている手は綺麗に小指が立てられている。
離せ、と言って振りほどこうとするけど力が強くてできない。
一発蹴りでもお見舞いしてやろうかと思った。
…でもその必要は無かったみたい。
｢ぐっ！！｣
今度は肩や脚を撃たれていた。
はずみで手は離されたので急いで距離をとる。
｢チッ…お前ももういい。
今回は失敗だったけど……今度はころすぞ
平和の象徴、オールマイト｣
そう言い残して2人の姿は消えた。
｢どっかいった……はぁ…｣
その瞬間、安心して座り込んでしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 544人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うるるぺ - え、まじで…終わり？ (2017年12月18日 0時) (
レス) id: 87b46f7d0a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 朝さん» ありがとうございます！がんばります…！ (2017年8月6日 10時) (レス) id: 0de85ed0ce (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 面白いです更新頑張ってください (2017年8月5日 11時) (レス) id: ee115d86c1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 吸血蝶さん» ありがとうございますー！頑張ります(´ ▽｀) (2017年7月25日 18時) (レス) id: 0de85ed0ce (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - 続編おめでとうございます！！これからも頑張って下さい！！ (2017年7月24日 19時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2017年7月24日 0時
