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番外編 遅れてきたクリスマス 中編 ページ24

「わーい!おっじゃまっしまーす!!」
「こら十四松!靴揃えろって!ごめんAちゃん…。」
「あー…いいよ。気にしてないから。」
「うお!すっげー!!」
「ほんとだ!兄さんたち見てよこれほんとすごいよ!!」

みんながリビングに入っていく。
騒いでるのはディナーのことだろう。
私もリビングに戻る。
6つ子は全員席についていた。

「なぁ、これAが作ったの?」
「そうだよー。」
「へぇ、でもこれ俺たちがご飯食べてきてたらどうするつもりだったの?」
「え、食べてきてないよね?」
「食べてくるわけ無いでしょ。」
「一松くんその返しはおかしくない?もっと遠慮しよ?」
「これもう食べていい!?早く食べたい!!」

大きなお腹の音ともに主張する十四松くん。
そうだね、お腹減ったね。
私も誰かさん達のせいでお腹ペコペコだよ。

「それじゃ、食べよっか。」
「んじゃ、これかぶって、これ持って。あ、ミニスカサンタの衣装あるけどどうする?」
「普通に帽子かぶってクラッカー鳴らすわ。ミニスカサンタはない。」

サンタの帽子をかぶってクラッカーを装備。

「「「「「「「「メリークリスマス!!!」」」」」」」

パーンッパンパンッ
クラッカーの紐を引っ張れば大きな音と火薬の匂い、キラキラと紙吹雪が舞う。

「ゲホッ…ゴホッ…ちょ、なんかすごい臭いするんだけど…。」
「俺3つ鳴らした!」
「甘いな、俺は4つだぜ。」
「残念だったな!!俺は5つ!長男なめんなよ!」
「いや、そこ張り合わなくていいから!」
「ホントだよー。Aちゃんごめんね…。」
「いいよ、気にしないで。それより食べよ?一松くんの無言の訴えすごいし。」
「…手羽先…」
「はいはい、手羽先ねー。はい、どうぞ。」
「てかさーなんで手羽先なの?普通そこはチキンじゃない?」
「あのね、クリスマス過ぎるとあんな大きなチキンってどこも売ってないんだよ。」

そこからホントすごくて、食卓はほぼ6つ子の戦争。
私はみんなが食べるのを見守っていた。
自分の分は別の皿に取り分けて冷蔵庫に保管済み。
最悪後で食べればいい。
それにしてもすごい食べっぷり。圧倒されてしまう。
結構多めに作っておいた料理は1時間もしないうちに完食されてしまった。

番外編 遅れてきたクリスマス 後編→←番外編 遅れてきたクリスマス 前編



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設定タグ:おそ松さん , おそ松くん   
作品ジャンル:アニメ
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杏月(プロフ) - 雛音さん» こんばんは。ご報告いただいた箇所訂正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2015年12月23日 23時) (レス) id: 9096dccfc2 (このIDを非表示/違反報告)
雛音(プロフ) - こんばんは。呼び方のページでスーパーがスパーになっていますm(*_ _)m (2015年12月23日 20時) (レス) id: d4ce378bd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏月 | 作成日時:2015年11月26日 8時

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