一緒に食べよう ページ20
ガチャ…
「ただいまー。」
いつもと変わらない家。
でも今日はチョロ松くんたちが来ている。
「「「おじゃましまーす。」」」
「どうぞー。」
「この荷物どこに置けばいい？」
「あ、それ貰うよ。2人はリビングでくつろいでて。カラ松くんは悪いけどお米運んでもらっていい？」
「あぁ、構わないぜ。」
「ありがとう。それ持っていったらリビングでゆっくりしてて。後でお茶持って行くから。」
「わかった。」
「ごめんね、こき使って。」
「これくらい大丈夫だ。ここに置けばいいか？」
「うん、ありがとう。カラ松くんも向こうでのんびりしてて？」
「わかった、そうさせてもらおう。」
******
さて、お茶も持っていったしご飯作ろうか。
鮭とサワラとイカとアジの干物…一食に出すには多すぎる。
日持ちのする干物は今度食べるとして、イカは刺身用だったかな？
だとしたイカともう一つ…鮭かサワラ…うん。
サワラにしよう。サワラの照り焼き。
あとはご飯とお味噌汁と…白和え。
うん、完璧。
鮭は明日の私のご飯。
「4人分かー…」
懐かしい。
ちょっと前まではそれが当たり前だったのに、今ではそれが遠い昔のことのように感じる。
本当ならここにはお母さんが立ってて、リビングでくつろぐお父さんを見ながら料理してたんだな。
そしたら弟が帰っててきてみんなでご飯…
「いっ…たぁ…何？」
ほうれん草を切る手を止めて見ると手から血が出ている。
やば、止血止血。
傷口を洗って絆創膏を…
「どうしたの？」
「あ、チョロ松くん…。ちょっと指切っちゃって。」
「え！？大丈夫なの！？傷口洗った？絆創膏は？」
「大丈夫大丈夫。絆創膏なら今日買った荷物の中に…あった。」
絆創膏を貼ろうとしたけどうまくできない。
どうしてもくしゃっとなってしまう。
見かねたチョロ松くんが貼ってくれた。
「はい。気を付けなきゃダメだよ？」
「面目無いです…。そういえばチョロ松くんどうしたの？まだできてないんだけど…。」
「違うよ。やっぱり何か手伝えないかなって。」
「え、お客さんなんだからいいよ！」
「僕が手伝いたいんだ。ダメかな？」
「う…その言い方はずるい。」
「ん？何のこと？」
「なんでもない！よろしくお願いします…」
「うん、任せて！」
チョロ松くんの手際ほんとに良くて、家でも多分お母さんの手伝いとかしてるんだろうなって感じ。
配膳も完璧。
「それじゃーみんなで「「「いただきます！」」」」
やっぱりひとりの時より美味しいな…。
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杏月(プロフ) - 雛音さん» こんばんは。ご報告いただいた箇所訂正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2015年12月23日 23時) (
レス) id: 9096dccfc2 (このIDを非表示/違反報告)
雛音(プロフ) - こんばんは。呼び方のページでスーパーがスパーになっていますm(*_ _)m (2015年12月23日 20時) (レス) id: d4ce378bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏月 | 作成日時：2015年11月26日 8時
