お魚屋さんのトト子ちゃん ページ17
トド松くんおすすめのショップにチョロ松くん行きつけの安いスーパー、カラ松くんお気に入りスポットの橋と釣り堀をまわった。
気がつけば夕方。1日って早い。
4人でわいわいしながら歩いていたときにふと思い出した。
冷蔵庫の中、ほとんど何にもない。
急遽スーパーまで戻って食材を買う。
「Aちゃん、晩ごはん何するの？」
「お昼がイタリアンだったから、夜は和食にしようかなって。お刺身とか焼き魚食べたいかも。」
私がそう言えば3人は顔を見合わせにっこり笑った。
いいところ知ってるのかな？
会計して買ったもの袋詰めする。
うっ…ちょっと買いすぎたかも…重い。
袋は3つ。
しかも1つにはお米が入っている。
まあ最悪タクシーで行けばいっか。
「それならいいところがあるよ。少し遠回りになるけど大丈夫？」
「うん、大丈夫。でもいつまでも悪いから場所教えてくれたら1人で行くよ？」
「そんなことないよ！いっぱい買ったしAちゃん荷物重いでしょ？家まで運ぶよ。」
「でも…。」
「お願い、僕に持たせて？女の子に重い荷物持たせたくないんだ。」
「トド松くん…」
私の手を軽く握って荷物を持とうとするのを制す。
さすが遊んでる系男子…。
女子のツボを心得てらっしゃる。
「ありがとう。じゃあお願いしてもいい？」
「うん、まかせてよ！」
トド松くんが荷物を持とうとしたとき横から手が出てきた。
カラ松くんだ。
「カラ松兄さん？」
「この2つは俺が持つ。トド松はAが持ってるのを持ってくれ。レディに重いものを持たせるわけにはいかないだろ？」
そう言って軽々と荷物を持ってしまった。
そっちお米入ってるよ？重いよ？
なんだかカラ松くんかっこいい…。
イタいだけの人じゃなかったんだ。
「じゃ、行こっか。」
＊＊＊
しばらく歩くと商店街の中でも一際目立つ建物が見えた。
かなり大きな魚屋さんだ。
「ここだよ。」
「大きな魚屋さんだね。」
「うん、品揃えも味もいいからおすすめだよ。」
「あら、いらっしゃい！」
「「「トト子ちゃ〜ん！！」」」
店の奥から女の子が出てきた。
同い年くらいかな？
キラキラしてて美人で可愛い。
それにしてもこの3人、デレデレである。
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チョロ松ほとんど喋ってない…
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杏月(プロフ) - 雛音さん» こんばんは。ご報告いただいた箇所訂正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2015年12月23日 23時) (
レス) id: 9096dccfc2 (このIDを非表示/違反報告)
雛音(プロフ) - こんばんは。呼び方のページでスーパーがスパーになっていますm(*_ _)m (2015年12月23日 20時) (レス) id: d4ce378bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏月 | 作成日時：2015年11月26日 8時
