僕たち3人の秘密 side:トド松 ページ12
side：トド松
「ただい…松野カラ松、今帰ったぜ！」
「いや、言い直さなくていいから。」
「帰ってくるなりイッタいよね〜。」
「なんだ、チョロ松とトド松だけか？」
「一松兄さんはたぶんネコのとこで十四松兄さんはお風呂。おそ松兄さんはコレ。」
“パチンコ”っと手首をまわせば理解したみたいだ。
「父さんと母さんは？」
「町内会の寄り合いだって。朝言ってたじゃん。カラ松聞いてなかったの？」
「カラ松兄さんずっと鏡見つめてたんだもん聞いてるわけないじゃん。」
「それもそうだね。」
「そうだ聞いてよ！今日ね、すっごくいい子に会ったんだ〜。チョロ松兄さんも知ってる人だよ！」
「は！？それってもしかして…!」
「そ！Aちゃん！LINEも交換してもらっちゃった〜。」
「はぁ！？なんでっ…」
「あぁ、それなら俺も会ったぞ！」
「「えぇ〜！？」」
「うっ、嘘でしょ！？」
「Aだろ？トド松の友達だと聞いたがまさかチョロ松とも知り合いだったとは…。」
「ちょっと！何カラ松のくせに竹中さんのこと呼び捨てにしてんの！？」
「なんでってそりゃ…Aはカラ松girlだからな…」
「死ね」
「えっ…」
「だいたいどこでAちゃんと会ったの？Aちゃん今日バイトだって言ってたよ？」
「そう、それはあたりが静寂の闇に包まれた頃「普通に言って。」はい…。」
「それで？竹中さんといつどこで会ったの？」
「少し前に橋で会ってそのまま一緒に帰ってきた。」
「はぁ！？何それ羨ましすぎるんだけど！？」
「カラ松兄さんのくせになんなの！？」
「えっ…」
ほんとずるいよ。
僕だって一緒に帰りたかったのに。
「まさかLINEとか交換してたりは…」
「もちろんしたさ！」
「嘘つけ！お前そんな度胸無いだろ！」
「この俺が兄弟に嘘なんてつくわけないだろ。」
目の前に出された小さなメモにはIDが書かれていた。
まじか。
「え、これって…」
「充電が切れていたらしくてな。書いて渡してくれたんだ。」
「えー…。ちなみにチョロ松兄さんは？」
「僕は交換したよ。」
「ほら」っと見せられた画面には“A”の文字。
なーんだ。僕だけじゃないのか…ちょっと残念。
「ていうか、チョロ松兄さん友達6人とか僕たちとAちゃんだけじゃん。」
「必要最低限なの！」
「お、俺はいいと思うぜ…。」
「黙ってろ同数。」
「グスッ…」
このあと十四松兄さんがお風呂から上がってきたのでお開きになった。
Aちゃんのことは僕たち3人の秘密。
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杏月(プロフ) - 雛音さん» こんばんは。ご報告いただいた箇所訂正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2015年12月23日 23時) (
レス) id: 9096dccfc2 (このIDを非表示/違反報告)
雛音(プロフ) - こんばんは。呼び方のページでスーパーがスパーになっていますm(*_ _)m (2015年12月23日 20時) (レス) id: d4ce378bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏月 | 作成日時：2015年11月26日 8時
