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思い出す度、愛してる#08
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鼻をかすめた焼けたパンの香りで目が覚めた。
目の前に広がるのは、白い天井と周りにあるの木の壁。
………ここどこ?
「起きたん?」
意味分かんない。
何で。
何で。
目の前に貴方が居るんだろう。
「………………流……星く、ん」
次に目の前にあったのは、
少しも変わった様子がない流星くんの姿だった。
あの金髪だって、ちっとも。
「変わってへんなあ、その間抜けた感じ(笑)」
流星くんはあの頃みたいに、ふにゃんって笑う。
そのまま、そっくり言葉をお返しします。
訳が、分からない。
「…………頭痛い……」
頭痛到来。
気持ち悪い。
アレだ、二日酔い。
「そやろなあー、すんごい酔っとったもんなあ」
ヘラヘラ笑いながら「飲み」ってコップに入った水を渡してくれた。
頭痛は酷いのに、やけに流星くんははっきりと見えて。
現実と夢の狭間に居るように思えた。
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2018年2月8日 1時