#07 ページ7
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あーーーふらつく。
完全に呑みすぎたー。
でも頭がぼやぼやしてて楽しい。
「A、ほんまにひとりで帰れるんやな?」
「んもぉー大丈夫らって」
同窓会終わり。
小瀧が送るってうるさいのを何とか拒み続けた。
もう23だし、子供じゃない。
「ほんま酔いすぎや、やっぱ送る」
小瀧は、顔をムスッとする。
「だーかーらーーーーいいってーー、ほらー小瀧の終電来るじゃんー」
グイグイと小瀧を改札へと押し込んだ。
「ちょ、A」
「帰ったらLINEするからー大丈夫!はい!おやすみーーー」
敬礼のポーズをして小瀧を見送った。
小瀧、絶対怒ってるだろうなあー。
まあいっかなんて思考回路が回るのは小瀧だから。
あと終電3分後かあ。
あーー眠い。
夢なのかな。
誰かに
「何しとん?」
って言われた。
何処かで聞いたことがある。
覚えてる。
景色、香り。
全て。
もしかして、なんて考えるけど
絶対そんなことなんか無くて。
もう忘れたいのに忘れられない。
夢なら早く覚めればいい。
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2018年2月8日 1時