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「映画良かったね」
あのあと二人で塩味のポップコーンとゼロカロリーのコーラを買った。
ふと見た流星くんは、たくさんポップコーンを口に入れててもごもごしてて。
まるでハムスターみたいで。
見た目、こんなんなのに可愛いとこあるんだな〜って。
今日の新しい発見。
「ほんっまに良かった！家やったら全然泣いとる！」
「さっきも泣いてたでしょ？」
「泣いてへんて(笑)」
「鼻水出てますけど〜？(笑)」
くすくす笑ってみせると、「もうええから！」ってちょっと拗ねた声。
…………周りの人から見たら私たちは恋人なのかな、
「A？」
流星くんは何も言わなくなった私を心配したのか、顔を近付けた。
「……あっごめんね」
「楽しくない？」
「違う！違うよ」
……あ…。
また知らぬ間に繋がれた左手。
それに気付いた瞬間、身体が火照る。
「顔赤いで？(笑)」
確信を持ったように今度は流星くんがケタケタ笑った。
分かってるな、これは。
「気温のせいじゃない！？」
「はいはい(笑)」
必死に取り繕う私を見てまた流星くんは笑う。
私、あなたの笑顔が大好き。
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作者名：ふぇありー | 作成日時：2018年2月8日 1時
