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たまに思い出すのは、木漏れ日の中にいる彼のこと。
彼は何も取り柄のない私に手を貸してくれた。
「大阪府〇〇高等学校 同窓会のお知らせ」
そう書かれた封筒とにらめっこし続けて早3日経過した。
行こうか行かないか、迷ってた。
麻衣は行くらしいけど。
まあまあ酒癖の悪い私はお酒に関していい思い出がない。
特に同窓会となると一生、同級生に会えなくりそう。
「Aの初恋の話まだ聞いてないし〜」
そう麻衣に言われた事を思い出して、ぼーっと記憶を辿ってみる。
『Aって関西弁喋らへんの?』
柔らかく笑う瞳。
『見てて。絶対シュート入れたるから』
自信ある時に上がる口角。
『おはよ』
眠たそうでダルそうな挨拶。
全部、全部。
覚えてる。
卒業してから5年も経ったけど
私にとって"流星くん"は大切な思い出。
______________"流星くん"は私の初恋だった。
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2018年2月8日 1時