重い愛は好きですか

2つのニュース* ページ5

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｢おぉ、なんでしょう｣






大迫力で近づいてきたマネージャーに反り気味に答えると






｢良いニュースとすっごい良いニュースどちらが先がいいですかっ！？｣





ライブ終わりの俺らより興奮気味にそんな選択肢を提示してきた。







｢じゃ、まずいいほうで！！！！｣



｢おい｣



｢Ahaha,いい方！！！｣





俺が答えるより先に応えた慎太郎につっこんで後ろを向くと





いつの間にか周りにメンバーが

面白そうって好奇心の塊みたいな顔で集まってて





呆気にとられてると




｢じゃいい方からっ｣



俺が応えてもないのに、もう言おうとしてる

マネージャーにつっこむ暇がなかった。









｢松村さん、


城沢さんのドラマ出演急遽決まりました！！！｣









｢…………………え｣



｢うぇ！！！！｣


｢えっ…hehe｣








驚きすぎて固まる俺を他所に



周りのメンバーは

傍から見れば俺より喜んでんじゃないかってくらい飛び跳ねて驚いてる。





｢松村さんの役はもともと違う方がやるはずだったんですけど、 、

急遽事情で降板せざるを得なくなったみたいで…





勝ち取りました！！！｣






俺がよくAを見てるから、

マネージャーは城沢Aのファンだと俺を認知していて。(間違ってはない)






勝ち取りましたと拳を突き上げてるところを見ると、

すげぇ頑張ってくれたんだなと、ちょっと泣きそうになる








｢どんな役！どんな役｣




｢いや、俺が聞くの。

俺、どういう役どころ？｣







｢それはですね、城沢さんの…｣

｢…まって、ダブル？？｣







｢あ、それはさすがに無理ですね。

まだ城沢さんと肩を並べて主演張れません｣



｢急に辛辣｣





｢城沢さんの相手役は別にいます｣



｢どんまい北斗｣



｢…｣







｢でもいい役とってきましたよ

城沢さんの同僚役です｣




｢同僚…｣




｢はい、わりと同じシーンも多いと思います｣









｢…きた｣




…これで



｢これでライブ呼んでも不思議じゃなくなったね！｣





｢…うん｣






盛大なフラグ回収ばりに、俺の夢が叶ってる。









｢あ、あともうひとつは｣



｢すっごいいいほうね！｣




これを超えるいいって何って思って身構えると









｢朝ドラです！！！！｣



｢はっっっ！？｣








ほんとに超えるレベルのいいニュースで拍子抜けしてしまった。





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だから抜け出せなくなる*→←. _j.t

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