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『…ってことだから。
もう補充しなくていいから休んで』
｢えぇ｣
『緩いスケジュールにしてもらってるんだからご好意に甘えて休めるうちは休んで欲しい』
補充はいいから休めの言葉に北斗は不満そうに声を漏らすけど
『北斗は北斗の食料を買ってください』
｢好きなんだもん、Aのためにしたいじゃん｣
『……切るよ』
｢やだ切らないで｣
『…あのね、有難いし嬉しいよ
だけど、手間じゃん。
食材買って家来て冷蔵庫に入れて帰る、
そこに仕事が入るんでしょ？』
｢手間じゃない。｣
『北斗』
｢ほんとだって。
ほぼ毎日会えてたのが、めっきり会えなくなって、会いたいが募ってるだけ。
Aのとこに行くだけでAを感じられるし、冷蔵庫の食材が少しでも減ってたら嬉しくて、愛おしくなっちゃうんだよね｣
そんな風に幸せそうに言ってくるから、
『…』
私は勝手に何故か落ち込んでしまう。
すると彼は｢…ぁ｣って呟いて
｢……、これがダメなんだよね｣
きっと唇を噛んでるんだろう声で
そんな風に溜息をついた。
｢ダメだな、俺。
この前教えてくれたのにね、
Aに変な罪悪感を感じさせてるのは俺だわ
Aは俺をぞんざいになんて扱ってないよ｣
ライブ終わりに突然訪ねてきたあの日に
なんで乗り気じゃなかったのかを言わないと帰らないと言われ、結局こえたこと。
きっとその事を言ってるんだろうな
『何言ってんの、全部私が勝手に…』
｢違うでしょ？｣
俺のすることが少しずつAにとってプレッシャーになってるんじゃないの、
なんて言葉に何も返せないでいると
｢1人で舞い上がっちゃてただけ｣
『舞い上がってた？』
｢うん、俺の事を好きになってくれる確率がゼロじゃないって言ったくれたから｣
『あぁ』
｢俺、それだけで幸せなんだけどなぁ
欲張りが出てんのかも｣
自傷めいた笑いとともに
｢明日も早いでしょ、
変な話最後にしちゃってごめん。おやすみ｣
って畳み掛けるよにに電話を切られた。
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れんり。(プロフ) - komayu24さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます。最終話まで駆け抜けますので、見届けていただけると嬉しいです! (2021年10月30日 23時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
komayu24(プロフ) - 続きすごく気になります！更新楽しみにしてます (2021年10月24日 20時) (レス) @page31 id: d1914f0a62 (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - kaaaaaa0615さん» こんにちは、コメントありがとうございます!とても励みになります (2021年10月4日 22時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
kaaaaaa0615(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。れんり。さんの作品とても好きなので、続きが読めて嬉しいです。 (2021年10月3日 16時) (レス) @page28 id: 1c329fc3d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかな - 続きみたい！ (2021年8月6日 19時) (レス) id: 94f31d1259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年5月5日 19時
