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軽い小競り合いを終えて、少しの沈黙の後
彼は、私の手を取ると指を絡ませて
頭から自分の膝に置いた。
『…なに』
｢逃げられたくないの｣
観念したようにそう言うと、親指で私の手を擦りながら
｢なんで興味無いのか
乗り気じゃなかったのか聞けば
Aのほんとのとこを知れそうで。
俺のどの部分に目がいったのか聞けば
Aが俺のどこが好きなのか知れる
そこを強化して磨いて、Aに好きになって欲しい。ただそれだけ。｣
目線を手から私の目にあげる。
｢言ったでしょ?
自分でも引くくらいAが好きなんだって
…いつかでいい。いいか落ちてくれればいい
…けどその前にAに消えられたくないから｣
………初めてちゃんとしたジェシーを見て(語弊がある。髪型とかね)もうびっくりして
悪意なく北斗そっちのけで感想を伝えていたんだけど、、
感想やライブ見学に気乗りしなかった理由を中々言わず誤魔化してるこの状況も含めて
……流石にやりすぎたみたい…で。
本気で沈んでるらしい北斗に
『…北斗ってステージだと人変わるんだね
今日見てびっくりした』
そろそろこう言わないと、沈んで見えなくなるんじゃないかと心配さえ起こる程。。。
｢…………それってなに意味してる｣
『凄いかっこよかったよ』
軽く睨むように目を細めて聞いてきた彼は
私の言葉を聞いた瞬間
｢…っ！｣
目を輝かせて飛び抱きしめてきた。
｢ジェスじゃなくて、俺がかっこよかった?｣
『うん』
｢すき?｣
『好き』
｢俺の方が好きだけどねー｣
『…
パンツ見せ始めた時は自分の目を疑ったけど』
｢…なになに、ちょっとドキッとした?｣
『……、私はパンツより、やっぱ首から肩にかけてのラインが良いよ。北斗自身が好き』
｢……っ、またそんなこと言う。｣
『照れてる、笑』
唇を噛んで、Aってじとっと睨んでくる彼に、からかうように軽くキスすると
｢…まって、ほら。
また、Aのペースに飲まれてる｣
唇を手で押えながら
｢今日は俺のターンだと踏んできたのに｣
悔しそうに仕返しのキスで抵抗してきて。
｢俺を好きになってくれる見込みは？｣
『…ゼロではないんじゃない？』
半ばなげやりのように放ったその言葉に、反射的にそう返していた。
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れんり。(プロフ) - komayu24さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます。最終話まで駆け抜けますので、見届けていただけると嬉しいです! (2021年10月30日 23時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
komayu24(プロフ) - 続きすごく気になります！更新楽しみにしてます (2021年10月24日 20時) (レス) @page31 id: d1914f0a62 (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - kaaaaaa0615さん» こんにちは、コメントありがとうございます!とても励みになります (2021年10月4日 22時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
kaaaaaa0615(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。れんり。さんの作品とても好きなので、続きが読めて嬉しいです。 (2021年10月3日 16時) (レス) @page28 id: 1c329fc3d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかな - 続きみたい！ (2021年8月6日 19時) (レス) id: 94f31d1259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年5月5日 19時
