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「ずっと思ってたんだけど」






これは放っておこうと



ブツブツ嘆く北斗は放ったらかしにして
簡単な掃除をしていたら




もう文句を言うことに飽きたのか、
もしくは落ち着いたのか、





置き場所に困ってずっと棚の上に置きっぱなしになってるダンボールを


持ち上げながら棚を拭く私に








「そのダンボールなに?」



綺麗に整頓するAが珍しくない?と不思議そうに尋ねてきた。









『北斗ってアイラインとか……使わないよねー』



「え、なんで」






『これちょっと前にさ、いいアイライン探してるんだって言ってたら



一時、仕事場に行くたびメイクさんたちが

それぞれのオススメくれてたのね。





被ってるやつもあったりしたし、量も多いから

友達とかにもあげたりしたんだけど、、

なかなか消費できなくて』







そう、小さめのダンボールを振ってみると


ざっとまだ

10本は残っているような音がする








家族にもあげることにしてるけど


それでもあと半分以上は残りそう。







「おれ、使うけど」


『うそっ!ほんと?』






北斗も使わないかなぁと淡い期待で言うと


望んでいた答えが返ってきて、起きてから1番大きい声が出てしまった。






『普段?』


「いや、ライブの時とかにね」





『あー、モチベあげるんだ?』


「うん、あとはおれ、顔地味だし」





『どこがよ、綺麗じゃん』


「…え」


『ってかじゃぁ貰ってくれる?』




「え、あ、うん。

いいよ。Aに貰えるの嬉しい」




『まって、すごい助かる大好き』



「大好き……」



大好きの言葉にガッツポーズする北斗に







『あ、じゃメンバーのみんなも使うかなぁ』




ライブでなら使うんじゃないか、って思って

残ってる何本かを手に取りながら言ったら









「俺しか使ってない」


…と即答。









『そっかぁ。』







まぁ、ファンデーションならまだしも
アイラインは使う・使わない派で分かれるよねぇ









メンバーのみんな使わないかぁ、って少し残念に思いながら



何本か手にしたアイラインを再び戻して






『黒と茶色どっちがいい?』




北斗の方を見てそう言うと









「…え、なに、知ってんの、、」



『何が?』







何故か驚いた顔で北斗がこっちに寄ってきた。


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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます! (2021年5月3日 17時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れんり。 | 作成日時:2021年2月26日 23時

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