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『カーテンあけて』
｢ん｣
北斗はオフで私も午後に打ち合わせが入ってる程度で。
ゆっくり起きたからもう既に日差しは眩しくて
｢…ぅ｣
眩しそうに目を細める彼を見てると
｢何？ディカプリオかと思った？｣
眩しい時の顔が、彫りが深いと勘違いしているのか、はたまた寝ぼけてるのか
馬鹿げたことを言ったあと
｢そんな顔しないでよー｣
私のとこまで倒れ込むように来て抱きしめてくる
…北斗のハグ長いんだよね
『服着させて』
さすがに寒いから服が着たくてそう言うと
｢いーよっ｣
えっ！って感じで、あるはずのないしっぽをブンブン振って嬉しそうにすると
『…え』
秒速で拾ってきた私の服の首元を少し広げて
｢はい｣
にっこにこの笑顔で
着せ替え人形のように着替えさせてきた。
意味がわかんなくて戸惑ってると
｢なに、俺が着させるんでしょ｣
なんて不思議そうに言ってきて。
…あ、違う。
着させてって、そっちの意味で取ったのか。
難しいね日本語
だけど
｢着させて、なんて嬉しい｣
嬉しそうにしている彼の手前、違うと言えず
『たまには着せてもらうのもいいね』
｢えぇ、たまになの。毎回でもいいんだけど｣
結局、着せてもらった。
-
『あぁ、松村さんがふにゃふにゃ過ぎてわたしがこんにゃくになりそう』
横で
｢Aも黒にしてよ、俺とおそろいで｣
私の髪を指に巻き付けながら遊ぶ北斗に
｢わ、｣
『こんにゃくにはならない』
そう言いながらやっとベットから起き上がってリビングに向かうと
｢なんで朝イチはいつも松村なの
やだっていってるじゃん｣
と目を擦りながら私の後をついてくる。
｢もうちょっとAと横になってたかった。
…今日何時なの｣
『15時
松村さんはオフだもんね』
｢だからぁ｣
『ほく、今日一緒にゆっくり出来るから嬉しいね』
｢…あさからひどい｣
拗ねた北斗を無視して、欠伸を押し殺しながら私がフルーツを取り出すと
彼は当たり前のようにグラスをふたつ持ってきて私の前に置く。
スムージーでしょ？って顔で
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
