再構築しよう？* ページ37
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｢ねぇ、提案があるんだけど｣
収録が終わって、一旦家で着替えてから訪ねると
考え込んだ顔のAが出迎えてくれて
2人とも上辺だけの会話をしたあとに
俺が話を切り出すと
『ん？なに』
Aは小さい深呼吸と共に身構えた仕草を見せた
｢俺のこと、好き？｣
彼女の手を取って
本当に極わずかな希望を込めた質問は
『……、、その事なんだけど』
申し訳なさそうにするAにすぐに砕け散って
｢……分かってる
それでも嬉しかったんだもん｣
そう強がって、口角を上げながら彼女の頬に触れた。
傷付いてないと言うと嘘になるけれど、
それ以上にやっぱり俺はAが好きで
『…軽率でごめん』
下唇を噛む彼女には、愛おしさが勝ってる。
｢謝んないでよ。
この前のは俺の欲しい部類の好きじゃないってわかってる
勘違いもしてない｣
『…ごめん』
彼女は思わせぶりが上手だ。
これは、この関係を築いてから今までの
自分自身の経験と
Aが無意識にも落としてきた男達を見てきた経験からそう結論づけてた。
…でも、あの電話から
彼女は、自分が思ったことを素直に言ってしまうだけなんじゃないだろうか
って考えるようになった。
(数々の思わせぶりに対する保身的な考えなのかもしれないけど)
楽しいも、嬉しいも、美味しいも、かっこいいも
思わせぶりだと思っていたこと全部。
だけど、彼女は曖昧な関係を築く上で
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注意を十分すぎるくらい払ってるから
�犹廚錣擦屬雖瓩砲覆辰討靴泙Δ鵑犬磴覆い�って
｢A｣
『ん？』
｢提案があるんだけど｣
…だから俺は
『…笑 それさっきも聞いたよ』
｢そっか、笑｣
『……それで、提案って?』
-
｢俺らの関係、進めてみないかな｣
-
大好きな彼女に大胆な提案をして
『…え？』
そんな注意を払わないでいい、と伝えようと思う
『…終わり、じゃなくて？』
終わりなんて、どんなに傷つけられても頭の片隅にも無いくらい
毎日毎日、
-
君が恋しくて恋しくて溶けてしまいそうなことを
-
胸が苦しいくらい君が好きなことを
-
知って欲しい。
.
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
