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終戦? ページ15

『ちょ、グルッペンさん何言ってるんですか?』

「すまない、ちょっと話を合わせてくれ」

グルッペンさんと小声で会話をする。

ていうか、この人絶対すまないって思ってないだろ。

「彼女…?じゃあ、私はグルッペンくんのなんだったの…?」

「お前は俺のなんでもない。大体、お前がむりやり従わせていたんだろう」

「そんなことないわ…私とグルッペンくんは相思相愛だったはず…」

とんだ勘違いだな。ここまでくると可哀想だわ。

「あんたの…あんたのせいよ!」

え、私!?なんでだよ!

時雨さんが私めがけて殴りかかってくる。

グルッペンさんが私を庇い前にでようとしたが、それを止め、時雨さんに向き合う。

そして右手を構えて

パァン!

時雨さんにビンタをする。

何回女と戦ってきたと思ってるんだ。もうやられっぱなしの私じゃない。

『相思相愛…?ふざけないでください。あなたが権力でむりやり従わせていたんでしょう?』

「そうよ!けどグルッペンくんも私に優しくしてくれた!それって相思相愛じゃない!」

とんだくそ理論だな。

『そんなの演技に決まってるじゃないですか』

「嘘よ!そんなわけないわ!」

時雨さんが取り乱す。涙で顔がぐちゃぐちゃで、せっかくの美人がだいなしだ。

少し可哀想だが、容赦はしない。

『グルッペンさんが演技をしてる間、どれほど傷ついたと思いますか?…グルッペンさんに謝ってください』

「グルッペンくん…ごめんね….」

意外と素直に謝るんだな。てっきり絶対に謝らないタイプだと思っていた。

「律、俺はお前を許さない。けど、謝ってくれてありがとう。おかげでお前への恨みが3分の2くらいに減った」

なんか若干グルッペンさんが怖いが、これにて一件落着だ。

結局、時雨さんは割といい人だったのかもしれない。きっと、ただグルッペンさんが好きすぎただけなのだろう。

『じゃあ、警察署に行きますか』

そう言い、結婚式場をあとにしようとした。そう、しようとしたのだが…

『扉が開かない…』

危機一髪→←開戦



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せい(プロフ) - たぴくんさん» コメントとても嬉しいので、早めに返してしまうんですよねw。需要ありと言っていただけて嬉しいです! (2022年9月12日 18時) (レス) id: 028c1dba0d (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - 返信早っ!更新気長に待ちます!後需要ありありですよ! (2022年9月12日 17時) (レス) @page28 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
せい(プロフ) - たぴくんさん» 可愛いなんて初めて言われました…!お言葉とっても嬉しいです!ありがとうございます! (2022年9月12日 17時) (レス) id: 028c1dba0d (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - とってお話面白可愛くて大好きです!勇敢で友達思いな主人公ちゃん可愛いー❤更新楽しみにしてます! (2022年9月12日 17時) (レス) @page27 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
せい(プロフ) - ゆず。さん» 需要ありと言っていただけて、とても嬉しいです!その言葉だけで一生頑張れます!ありがとうございます! (2022年9月12日 7時) (レス) id: 028c1dba0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せい | 作成日時:2022年8月17日 19時

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