Cafe au lait

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暫く経つとぶっきら棒な店員さんが
カフェオレを持って来てくれた。





『…ごゆっくり』



「ありがとうございます」




それだけ言ってまた元の位置へ帰る



そしてまた突っ立ってるだけ。





あの人上司に怒られたりしないのかな？





そんなことを思いながらカフェオレを一口飲む。





「…あのときの味」



あの日山下さんがサービスでくれた
カフェオレの味と一緒だ。



まぁそれもそうだと思うんだけどね。





.



.





夕陽が落ちるのを眺めながら
カフェオレを飲んでると
あの店員さんがいる方から声が聞こえて来た。





『もう、臣ちゃん！ええかげんにしてよ〜
お客様の前では笑顔って何回も言ってるでしょ？」



声がする方を見ると
案の定、あの店員さんが怒られてた。



あの人は、臣って名前なのかな？





でも待って、この声どこかで聞いたことある。





だけどここからじゃ怒ってる人の顔が見れない…




席を立って少し横に進んでみると





「山下さん。」





つい、声に出して言うと

こちらに気付いたのか



山「あ！石原さん」



先程の険しい表情とは裏腹に
私に笑顔を向けてくれた

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