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既読無視はさすがに失礼だったなと思い、ハンソル先輩のトーク画面を開く。
遅くなってすみません
実は家の都合で進学できなくなってしまいました。
せっかく用意していただいたのに本当にすみません。
間も無くして返信が届く。
チェ・ハンソル気にしなくていいよ。
残念だったね、俺でよかったらいつでも相談に乗るから。
はあ、とため息が出る。
「A、日曜日オッパと出かけよう」
ミンギュがボフンとソファに腰掛けてわたしの肩に腕を回しながら言った。
「……そんな気分じゃなくて……」
「気分転換だよ、いいだろ？」
「……」
何を言っても食い下がってきそうなようすに、諦めて頷く。
ミンギュは嬉しそうに笑った。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。八重歯が嫌いになりそうだ。
日曜日、昼食は出かけ先で食べようということになり、昼前に家を出る。
電車に乗って人気の駅までやってくると、ミンギュはわたしの手を引いてどこかへ向かっているようだった。
有名なブランドの看板を眺めながら歩いているうちに、ミンギュは高級ジュエリー店の前で足を止めた。
「ここ」
「え……？」
おいで、と手を引かれながら店内に足を踏み入れる。
ミンギュはショーケースの前までわたしを連れてくると、「どれがいい？」と問うた。
「ど、どれって……なにが……？」
「エンゲージリングだよ」
は……？ 意味がわからなくて思考が止まる。
エンゲージリングって、どうして？ 婚約する恋人同士が買うものをなんでミンギュが買おうとしているの？
「サプライズで送ろうか迷ったけど、好みの指輪の方がいいかなと思って」
そう言って恥ずかしそうにはにかむミンギュ。
「い、意味がわからないよ、だってわたし達――」
「これなんかいいんじゃない？ 着けてみる？」
「ミンギュ、話聞いて、」
ミンギュはわたしに向き合って頬に触れると、笑顔のまま言った。
「A、幸せになろうな」
わたし、いとこのキム・ミンギュと結婚するようです。
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んー(プロフ) - ??さん» 閑話休題みたいなお話は書きたいなと思っていたので、今後何かネタが湧き次第追加していこうと思っています。ミンギュ視点も書きたいですし…。応援ありがとうございます！頑張りますー！ (2021年6月12日 1時) (
レス) id: d739c5af4f (このIDを非表示/違反報告)
んー(プロフ) - ??さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！全てですか！？お気に入り作者登録までありがとうございますー！嬉しいです！思いつきで色々書いてます、楽しんでいただけたら幸いです！ (2021年6月12日 1時) (レス) id: d739c5af4f (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - もしよかったら親とミンギュ間ではどういう話がされていたのか、なぜお母さんもいとこと結婚ということに疑問を持たなかったのか、この後どうなっていくのかがとても気になるので書いていただけると嬉しいです！これからも他の作品含め応援していますお疲れ様でした。 (2021年6月12日 1時) (レス) id: cf1d61b197 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 完結お疲れ様でした！楽しく読ませていただきました！実はんーさんの作品は全て読ませていただいていて、お気に入り作者登録もしてます...笑 (2021年6月12日 1時) (レス) id: cf1d61b197 (このIDを非表示/違反報告)
んー(プロフ) - 長ネギさん» はじめまして！お気に召してよかったです〜！ミンギュはセブチ内でヤンデレが似合うランキング３位内に入ると思ってます。バーノンの方も読んでいただきありがとうございます〜！頑張ります！ (2021年6月8日 21時) (レス) id: d739c5af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：んー
| 作成日時：2021年6月5日 20時
