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剛典side
A、臣…、
今までありがとう…。
二人といる時は、すっげぇ幸せだったよ…？
俺が、“ 死んでも ”、
元気でいろよ？
俺の分まで、生きろよ？
二人とも、
俺は二人のことを、忘れない。
愛してるよ。
と、たまたま鞄に入っていた、
メモ帳に、ボールペンで遺書を書いた。
そして、その遺書を
屋上の真ん中に置くと、
フェンスを乗り越えて、端に立った。
下で、人々がざわざわしてるけど、
誰も、俺を助けようと
上がってくる奴はいない。
ほらな。
人間って皆そうなんだよ。
他人なんて、どうでもいいんだよ。
他人を、助けようとはしない。
自分や、大切な家族、親戚…、
しか、助けようとしないんだ。
皆、俺のこと心配してくれてるけど、
それは、本当は全て演技。
心配しとけばいいや〜って、
軽い気持ちで、俺を見つめてるんだ。
もう、この世界に呆れた。
もう、この世の人間に呆れた。
だから、もう
・
・
・
・
俺は、死ぬ…。
もう飛び降りようと、足を一歩前に出した時、
「たかのりっ！！！！」
聞き覚えのある、君の声で、
俺は引き止められた。
そして、その子にギュッて抱き締められる。
その温もりは、完全に、
君だった。
・
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みゆ(プロフ) - だいぷなきました（；＿；）いい話でした！ (2015年12月22日 3時) (
レス) id: ac69b07701 (このIDを非表示/違反報告)
*＊新！MasuRingo＊*(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白い良い作品を見させていただきました。ありがとうございました。 (2015年9月1日 22時) (レス) id: f5eb350231 (このIDを非表示/違反報告)
おりおみ(プロフ) - ありがうございました!!感動しました臣くんが助かって良かったです！！ (2015年9月1日 19時) (レス) id: af7b0dbe65 (このIDを非表示/違反報告)
RISAKO∞(プロフ) - 助かってよかった… (2015年8月31日 19時) (レス) id: 324ba24633 (このIDを非表示/違反報告)
ぼす(プロフ) - やばいです泣けます（；＿；） (2015年8月31日 14時) (レス) id: d74c8847ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柾國. | 作成日時：2015年8月13日 19時
