愛 人 、 始 め ま し た 。

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『 佐野くんはさ、愛人アルバイトって知ってたりするの? 』



玲於「 あー、あのアルバイトですか。 」



『 知ってるのかぁ 』



玲於「 良いんじゃないんすか?お金も出るんでしょ?? 」



『 ま、そりゃあ?? 』



玲於「 それに、愛人アルバイトってそんなに悪いやつじゃないって思うし。 」



やっぱ、佐野くんには分かるんだ。



玲於「 ただ、俺も愛人アルバイトをしてほしい人がいるんすけど、 」



亜嵐「 玲於は叶わぬ片想いをしてるのかぁ 」



玲於「 叶わぬとか言わないで。 」



亜嵐「 Aはどう思ってんの? 」



『 佐野くんと一緒だよ、悪い仕事じゃないと思うな。給料だってあるわけでしょ??ただ、愛人…ってのにひっかかるけど(笑) 』



私が言えることなんかじゃない。
愛人アルバイトを語れるような人間じゃないのに。



『 でも…やっぱ、やってみると価値観が変わったりしちゃうのかも 』



私は、隆二が好きだった。
だけど、そんなのは。
私自身が納得出来ないんだ。



『 じゃあもう、帰らないと。 』



玲於「 あの…!! 」



『 ?? 』



玲於「 玲於、って呼んでくれませんか?? 」



『 良いけど…?どうして?? 』



玲於「 …はっきり言うけど。Aさんのこと…好きだから 」



GENE「 は!? 」



龍友「 どう言うこと!? 」



涼太「 愛人アルバイトしてほしいって人は…?? 」



亜嵐「 Aのこと!? 」



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