嫉妬 * Reo.S ページ9
今日は機嫌が悪いようで。
ぶすーーーーっとして全然こっちを向いてくれない。
「玲於さーん」
「ねえねえ」
「どうしたの」
いくら言っても返事なんて返してくれない。
ちっとも可愛くない。
プルルルルルルッ
シーンとしてる中で突然私の携帯が鳴る。
パッと見れば、電話の相手は龍友くん。
スマホを手に取ろうとした時にチラッと玲於を見てみた。
あ、
これはやばいぞ。
眉間にシワを寄せて、
今までで1番怖い顔。
佐野玲於(22)お怒りです。
そんなの無視して電話に出ようとすれば、
スマホをすぐさま取られて、
腰に手をまわされる。
玲於「なに話してたの」
「…え?」
玲於「昨日ずっと龍友くんとしゃべってた」
ブスっとして、
ああもう、
かわいいな。
「別になにも話してないよ」
玲於「うそだ」
「ほんと」
玲於「だってずっと楽しそうに話してた」
「…」
玲於「なんかムカつく」
腰にまわされていた手が力強く引き寄せられ、
玲於の顔と私の顔が近くなって、
体温が熱くなった。
すると、急に玲於の表情が変わった。
玲於の色っぽい目付き。
すごくドキドキする。
玲於に聞こえてるかな?
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作者名:YUME | 作成日時:2018年12月16日 2時