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深くて長いキス。
胸板をバンバン叩いて抵抗するわたしを無視して、
わたしの顎をガッチリと手で固定して離さない。
玲於の腕を掴んでいると、
ゆっくりと唇が離れた。
玲於「…すき」
玲於からの思いがけない言葉に
驚いて身動きがとれないでいた。
玲於「すき」
表情は変わらない玲於でも顔が少し赤くて、
至近距離で熱が伝わってきた。
玲於「…なんて顔してんだよ」
「…え、いや、、だって…いつから、?」
玲於「ずっと前から」
「…あの子は、、?転校してきた」
玲於「あー、告られた」
え!!?
結局告られてんじゃん!!!
玲於「断っといたから」
「え?」
玲於「Aのことしか頭にないから」
え、なになになになに
ちょっと、何言ってるかわかんないな。
玲於がそんなこと言うの?
そんな甘々なこと言うの?
性格と真反対すぎて言葉に出ない。
「…えっ、と、、」
玲於「お前信じてないだろ」
「ほんとに、?」
玲於「ほんとに」
「本気で、?」
玲於「本気で」
玲於の冷静な返事に、
急に恥ずかしくなったわたしは、
玲於を押しのけ、
慌てて家のドアを開けて中へ入っていった。
玲於「まてって、!」
即捕まった。
玲於「まだ聞きたいことありすぎるんだけど」
「はなしてよ〜〜〜!!!」
玲於「何で俺のこと避けたの」
「…それ、は、」
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作者名:YUME | 作成日時:2018年12月16日 2時