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「玲於、、なんで…」
玄関の前でしゃがんで下を向いた玲於を見た。
近づいて玲於の前まで来ると、
いきなり腕をつかまれた。
下からわたしを見る玲於は、
睨みつけて怒っている様子だった。
玲於「なんで避けんの」
「…、」
玲於「答えろよ」
怖い。
こんな怒った玲於初めて見た。
怖いのに心のどこかで玲於の触れた手が、
すごく久々でドキドキが増した。
玲於の手が触れている腕が熱い。
玲於「ねえって」
「…、」
玲於「怒るよ」
下からわたしを見る玲於の目に、
ドキッとして、
玲於の怒った声も、
聞く度に好きが増していくだけ。
何も答えないわたしに呆れたのか、
はぁ…とため息を1つ吐くと、
スクッと立ち上がって、
一瞬でわたしを壁際に押しつける。
「…っ、」
玲於「怖い?」
玲於の表情は変わらない。
玲於「俺を怒らせたAが悪いんだよ」
「…ごめ、ん、」
玲於「もう何言われてもあと引かねぇから」
「れお…っ、」
玲於の名前を呼んだ時、
一瞬何が起きたかわからなかった。
玲於に唇を塞がれていた。
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作者名:YUME | 作成日時:2018年12月16日 2時