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新記録だ。
玲於と口をきかなくなって１週間。
いつもは喧嘩したら結局いつの間にか元通りになってるのに。
気まづさもあるけど、
心のどこかでやっぱり許せない自分がいる。
はぁ〜、
やだな、こんな自分。
亜嵐「おはよ！Aちゃん」
「あ、おはよう！」
亜嵐「今日の放課後集まりあるってよ」
「そっか！ありがとう！」
彼は最近話すようになった亜嵐くん。
亜嵐くんとは庶務係が一緒で放課後の集まりで会う。
亜嵐「一緒に行く？」
「え？」
亜嵐「いやどうせAちゃんの教室の前通るし笑」
「あぁ、」
なんで今、玲於の顔を思い出したんだろう、
「…いいよ、一緒に行こう！」
亜嵐「じゃー放課後ね！」
これでよかったんだよね。
.
亜嵐「よ！おまたせ」
教室の入口からヒョコっと顔を出す。
「あ、亜嵐くん！」
教室を出て亜嵐くんと廊下を歩こうとしたその時、
誰かに力強く腕を引っ張られた。
後ろを振り向くと玲於が息切れしながら眉間にシワをよせていた。
走ってきたの？
玲於「だれ」
てか玲於には関係ないじゃん。
玲於「最近なんで避けんだよ」
「…」
玲於「なんか言えよ」
怖い。
こんな怖い顔してる玲於初めて見た。
「はなして」
玲於「いやだ」
なんでこういう時だけ邪魔するの？
こんな時だけ…
玲於はかわいい子とイチャイチャするのに
なんで私は男と一緒にいたら邪魔するわけ、？
ムカつく、
パシンッ！！！
「あ。」
思わず玲於の頬にビンタをしてしまい、
玲於は横に顔を向けたまま動かない。
亜嵐くんもビックリしている。
「…いこう、亜嵐くん」
私は亜嵐くんの手を掴んで走っていった。
亜嵐「いいの、？」
「うん、いいの！それと、集まり間に合わなくなっちゃうし！」
亜嵐くんは私のことを心配してたみたいだけど、
私は笑顔で振るまった。
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作者名：YUME | 作成日時：2018年12月16日 2時
